神坂峠
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神坂峠(みさかとうげ)は岐阜県中津川市と長野県下伊那郡阿智村の間にある峠である。位置は、北緯35度28分19秒東経137度37分55秒。
通称「富士見台高原」とも呼ばれ、岐阜県の胞山(えなさん)県立自然公園(本来の山の名前は「恵那山」であるが、県立自然公園の名称としては「胞」を使用する。因みに恵那という地名自体がイザナギとイザナミが天照大神を産んだときにその胞衣(えな)を納めたという伝説から来ている)の一端をなしている。
古代には信濃坂と呼称され、東山道はこの急峻な峠を越えて伊那方面に抜ける形になっていたが、中山道は比較的緩やかな馬籠峠を経由して木曽方面へ行くように整備された。
[編集] その他
「歴史は繰り返す」というが岐阜県恵那市から長野県塩尻市にかけてほとんど中山道と並行している形となっている国道19号に対して、中央自動車道の恵那山トンネルはこの峠に掘られた形であり、中央自動車道の道筋もまたそのほとんどが奈良時代以前の東山道沿いとなっている。