短パン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
短パン(たんぱん)とは、その名の通り、丈の短いズボンを指す。 ショートパンツやホットパンツ、半ズボン、ハーフパンツの類も総称して「短パン」と称することもある。一般的に「短パン」と表記されることが多いのは小学校・中学校・高等学校で使用される夏用の運動用ズボンである。近年では、ショートパンツが特に若い女性の間で流行しているが、それらも「短パン」と呼ぶ場合が多い。
[編集] 体操着として
従来、男子の体操着として採用されてきた、又の短いショートパンツを指して「短パン」といったが、現在はハーフパンツを指すことも多い。
女子の体操着がブルマーでない学校の場合、短パン(ショートパンツ)が採用されている場合が多い。この場合、男子用の短パンが女子用と全く同じか色や生地や形状が異なるかどうかは学校によって様々である。
一時期、男子はトランクス、女子はブルマーに替わられた時期もあるが、1990年代半ば以降にブルマーの淘汰が進むとともに、小学校では男女とも、中学校以上では女子用としてハーフパンツを採用する学校が多くなった。これは男子の下着としてのトランクスの普及に伴い従来の短パンでは丈が短すぎ睾丸が横から見える等無防備な状態になったため短パンからハーフパンツへ移行したものと考えられる。中学校でも一部、男子も女子と同様のハーフパンツを採用する学校もある。ジェンダーフリーの影響を指摘する声もある。
女子バレーボールのユニフォームでは、かつて主流だったブルマーに替わって短パンが主流となっている。
また、体操着以外でも、普段着のズボンで丈が短いものも「短パン」と呼ばれている。しかし、この場合半ズボンとハーフパンツを区別していない。