知的財産専門職大学院
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
知的財産専門職大学院（ちてきざいさんせんもんしょくだいがくいん）とは、特許権、意匠権、商標権、著作権といった知的財産権について教育、研究を行う知的財産専門職学位課程のこと。現在のところ、以下の2校のみである。なお、弁理士法の改正により、2008年以降に入学した修了生の内、所定の条件を満たした者は、弁理士試験の単答式・工業所有権科目が免除される。
目次 |
[編集] 東京理科大学大学院 ／ 総合科学技術経営研究科 知的財産戦略専攻
東京理科大学大学院に設置されている知的財産専門職学位課程のことで、学部より進学する者や昼間会社において働く社会人、弁理士など様々なバックグラウンドを持つ者が昼夜開講型カリキュラムにおいて学ぶ。土曜日においては一日にわたり講義が行われている。
教員の大半が実務家であり、法律研究よりもより実践的な知が得られるカリキュラム編成となっている。また東京という地理的利点も影響し、毎週のように各分野において活躍する外部講師による授業が展開される。東京には全ての情報が集積するように知財においても東京理科大学知財大学院に全てが集まるといえよう。学位は知的財産修士(専門職)で、専門職学位課程のため、修士論文は課されないが2年次において知財プロジェクトと称しより高度な研究をする。修業年限は2年。
- 所在地：神楽坂キャンパス（東京都新宿区） JR飯田橋駅隣接のRAMLA2階
[編集] 大阪工業大学大学院 ／ 知的財産研究科 知的財産専攻
大阪工業大学大学院に設置されている知的財産専門職学位課程のことで、社会人も無理なく学べるように平日を昼夜開講とし、1年次のみ土曜日を「コア・デイ」として昼間に講義を開講しており、社会人であっても平日夜と土曜日の講義を履修すれば修了が可能なようにカリキュラムが組まれている。科目履修の際の参考として､弁理士資格などの取得をめざす知的財産法コースと企業の知的財産部門などでの管理職を目指す知的財産管理コースの2つの履修モデルを提示しているが、これは例示に過ぎずコース制を採用している訳ではない。実際の履修の際には、担当教員が相談に応じ、各々のキャリアや目標、現職にあった適切な履修が出来るように配慮している。このほか、土曜日には弁理士受験対策講座を開講している。学位は知的財産修士(専門職)で、専門職学位課程のため、修士論文は課されないとされているが、判例研究又は事例研究として、実質同様のものを作成する。標準修業年限は2年である。大阪工業大学には知的財産学部も設置されている。
教員には、研究者と実務家がバランスよく配置されている。また、昼夜開講型であることから、学生にも弁護士・公認会計士・弁理士・行政書士等の専門家、企業の知的財産部門の担当者などがいる一方、学部から飛び級で入学した学生も在籍しているなど、幅広い層にわたるのが特徴的といえる。
また、大阪工業大学大学院／知的財産研究科・知的財産専攻は厚生労働省の教育訓練給付金制度の講座に指定されている。
- 所在地：大宮キャンパス（大阪市旭区大宮）
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 東京理科大学
- 東京理科大学専門職大学院総合科学技術経営研究科知的財産戦略専攻
- 大阪工業大学
- 大阪工業大学 知的財産学部・知的財産専門職大学院
- 首相官邸 知的財産戦略本部
- 内閣官房 知的財産戦略推進事務局
- 知的財産教育協会 知的財産検定1･2級
 |
この「知的財産専門職大学院」は、大学関連の書きかけの項目です。この記事を加筆、訂正等して下さる協力者を求めています。（P:教育/PJ大学） |
