白雪ぱにみくす!
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白雪ぱにみくす! | |
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ジャンル | ファンタジー |
漫画 | |
作者 | 桐原いづみ |
出版社 | マッグガーデン |
掲載誌 | コミックブレイドMASAMUNE 月刊コミックブレイド |
発表期間 | 2006年 - 連載中 |
巻数 | 既刊1冊 |
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『白雪ぱにみくす!』(しらゆきぱにみくす)は、マッグガーデン発行の漫画雑誌「コミックブレイドMASAMUNE」で連載されていた桐原いづみの漫画作品。2007年6月15日発売分にてコミックブレイドMASAMUNE刊行が終了した後、同年9月30日以降は「月刊コミックブレイド」に移籍して連載されている。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
[編集] あらすじ
ある日、学校でミドリと真子の兄妹は学校で一匹のふくろうを見つける。夜にそのふくろうが家にまでついて来てしまい、一晩だけ面倒を見ることに。深夜、真子に起こされたミドリは、廊下に突然鏡が現れているのを発見する。しかも、その鏡は中に入れるようで……そこで二人は、学校で見つけたふくろうと、たくさんの花が敷き詰められたガラスの棺の中に眠る一人の少女をみつける。
[編集] 登場人物
- 風ミドリ(かぜ -)
- この物語の主人公。16歳の高校2年生。ごく普通の少年だったのだが、鏡の中で白雪と出会って、不思議なトラブルにまき込まれるようになる。霊感を持つがゆえに、周囲とあまりうまくいっていない1つ年下の妹のことを気にかけており、白雪と契約を結ぶ前から下校時に一緒に帰宅するなど、何かと世話を焼いている。
- 風真子(かぜ まこ)
- ミドリの妹。15歳の高校1年生。家族や白雪たちからシンコと呼ばれている。非常に霊感が強く、幽霊と会話できる。非常にマイペースで探求心が人一倍強い。あまりにも浮世離れした能力と性格のため、クラスでいじめられている。尾玉貴一が自宅に遊びに来た際に、白雪と契約を結ぶことになる。そして、契約を結んだことによって「霊界」へ自由に行き来する力を手に入れた。
- 白雪(しらゆき)
- ガラスの棺の中で眠っていた少女。ミドリのキス(杜若に指示された真子が力ずくでやらせた)で目覚めた。魔界のお姫様だったが、あまりの傍若無人さに「恋の一つでもすれば少しは変わるだろう」と考えた母親に封印されてしまう。長い間封印されていたため、現代の常識がまるで無い。
- 杜若(かきつばた)
- ふくろう。白雪のお目付け役。霊感がそこそこ強い(真子はハッキリと会話できる一方、杜若は聞き取るのもやっとらしい)。なお、白雪の恋人役になぜ風ミドリを選んだかは不明。
- 尾玉貴一(おだまきいち)
- ミドリと同じクラスで友人。白雪に蹴られたり踏みつけられりすることに快感を覚えたり、霧島朝顔のことを「だって彼女、ムチとか似合いそうだから」という理由で隠れファンを自称するマゾヒスト。なお、白雪の下僕になりたくて契約を結ぼうとするが、白雪がこの類の魔法が苦手だったこともあり、契約は失敗。代わりに真子が契約を結ぶことになった。
- 霧島朝顔(きりしまあさがお)
- 風紀委員委員長。真子が行方不明になった際に登場。ミドリ達と共に霊界へ赴く。尾玉貴一曰く、「先生からの信頼も篤く成績上位。冷静沈着で適確に仕事をこなす優等生」とのこと。しかし、霊界へ赴いた際は、実弾入りの自動小銃を撃つことに快感を覚えるという一面を見せる。
- 空木(うつき)
- 本人曰く、霊界の管理人。霊界とは、生も死も全てがごちゃまぜの世界であり、ただ迷う者がいないか見ていればいいだけの退屈の世界とのことである。そんな中、たまたま霊界に迷い込んだ真子に興味を持ち、真子を解放する条件として、ゲームをすることを提示する。最終的には真子を解放するが、その際に真子の頬にキスをした。