生田スタジオ
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生田スタジオ（いくたスタジオ）は、神奈川県川崎市多摩区にある日本テレビが所有するテレビスタジオ。近くにはよみうりランドがある。主に日本テレビのテレビドラマ制作に使われており、そのほか一般の制作番組にも対応できるように設計されている。
最近では、連続ドラマ「女王の教室」（05年）では屋外ロケを除く教室、主人公の家などは全てこの生田スタジオで収録された。なお、校舎自体は廃校になった小学校を使用した。
「踊る!さんま御殿!!」を収録していたスタジオとして有名だが、現在は汐留日本テレビタワーでの収録となっている。
また、「クイズプロジェクト」の第2弾であった長寿番組「知ってるつもり?!」の収録が主に行われたスタジオもこの生田スタジオである。
最寄り駅は、JR南武線稲田堤駅および京王相模原線京王稲田堤駅。また、京王稲田堤駅と小田急線読売ランド前駅から送迎バスが出ているが、関係者以外は乗車できない。
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[編集] 生田スタジオのあゆみ
生田スタジオは1964年7月に、よみうりランドの一角に4階建ての鉄筋コンクリート造のビルとして完成。当時は250坪の第1スタジオ（カラー用）と200坪の第2スタジオ（モノクロ用）の2杯のスタジオがあり、そのうち第1スタジオは1000人収容の公開スタジオとなっており、日本ではじめてのカラーアイドホール投射で多くの来場者を呼んだが、日本テレビの公開番組が次第に減少し、後楽園ホールに集約されるようになってからは、ドラマ撮影スタジオとしての機能を充実。他にも映画撮影用の第3・第4スタジオも建設された。
その後、施設の老朽化に伴い、1986年4月に現在のビルに建て替えられ、第1期工事として260坪の第1スタジオと200坪の第2スタジオが建設され、1989年に竣工した第2期工事で200坪の第3スタジオが建設され、現在の形になった。
一時期は関連会社として設立された「株式会社生田スタジオ」が運営していたが、その後株式会社生田スタジオが株式会社NTV映像センターと合併したため、NTV映像センターが運営を行っていた。現在は日本テレビ本体でスタジオを所有・管理し、スタジオ技術は関連のNiTRo（旧NTV映像センター）が請け負っている。
日本テレビは千代田区二番町の旧本社、港区東新橋の現本社ともに、ドラマ以外のパッケージ番組収録に対応できるスタジオが少なく、それぞれのスタジオ床面積も狭いことから、生田スタジオの必要性・重要度が非常に高くなっている。ゆえに「ドラマ撮影用スタジオ」とは言えず、「パッケージ全般対応スタジオ」という表現のほうが、実態に近いと思われる。
また日本テレビのドラマでは、警察署や病院という設定でスタジオ以外の場所（特に入り口やロビー、廊下など）でロケを行うことがある。
[編集] 施設概要
[編集] スタジオ
- 第1スタジオ（260坪）：主にドラマ制作用として運用。HD/SD兼用。
- 第2スタジオ（200坪）：主にドラマ制作用として運用。HD/SD兼用。
- 第3スタジオ（200坪）：主にバラエティ番組制作用として運用。HD専用。
[編集] その他の施設
出演者用に化粧室・結髪室・衣装室・出演者控室（15室）・リハーサル室等がある。
また制作用に編集室やMA・録音スタジオなどを整備している。またビル内外各所にあるドッキングロケ端子盤にカメラやマイクロフォンのケーブルを接続することにより、ビル内外の至る所でロケーションをすることも可能となっている。
過去にはよみうりランド敷地内に、時代劇の撮影に使える「江戸の街並み」を再現したオープンセットを有していたが、1990年代に撤去されている。
