無言歌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クラシック音楽 |
---|
作曲家 |
ア-カ-サ-タ-ナ |
ハ-マ-ヤ-ラ-ワ |
音楽史 |
古代 - 中世 |
ルネサンス - バロック |
古典派 - ロマン派 |
近代 - 現代 |
楽器 |
鍵盤楽器 - 弦楽器 |
木管楽器 - 金管楽器 |
打楽器 - 声楽 |
一覧 |
作曲家 - 曲名 |
交響曲 - ピアノ協奏曲 |
ピアノソナタ |
ヴァイオリン協奏曲 |
ヴァイオリンソナタ |
弦楽四重奏曲 |
指揮者 - 演奏家 |
オーケストラ - 室内楽団 |
音楽理論/用語 |
音楽理論 - 演奏記号 |
演奏形態 |
器楽 - 声楽 |
宗教音楽 |
イベント |
音楽祭 |
メタ |
ポータル - プロジェクト |
カテゴリ |
無言歌(むごんか、ドイツ語:Lieder ohne Worte、英語:songs without words、 フランス語:romances sans paroles)は、ロマン派音楽に伝統的な抒情的小品または性格的小品の一種。「言葉のない歌」という意味で、器楽曲、中でも主にピアノ独奏曲に用いられる。フェリックス・メンデルスゾーンが最初に用い、生涯にわたって作曲した。それらは『無言歌集』全8巻(48曲)として出版され、19世紀を通じて人気を博した。素人でも演奏できるように中級程度の演奏技巧で作曲されており、とりわけビーダーマイヤー時代にしばしば家庭音楽で好んで演奏された。なお、シャルル・グノーが伝えたところによると、「無言歌」の名称はメンデルスゾーンの姉ファニーの発案によるという。
その他の作曲家では、チャイコフスキーとフォーレがピアノ曲を作曲している。ピアノ曲以外では、メンデルスゾーン自身によるチェロとピアノのための《無言歌》の他、ホルストの管弦楽曲《2つの無言歌》などがある。また、シェーンベルクの室内楽曲《セレナーデ》の第6楽章、ホルストの《吹奏楽のための第2組曲》の第2曲が『無言歌』と名付けられている。
[編集] 関連項目
- 無言歌集 (メンデルスゾーン)
- ロマンス
- カヴァティーナ
- カンティレーナ
- 抒情小曲集