準軍事組織
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準軍事組織(じゅんぐんじそしき 英:Paramilitary)とは国家が有する軍事力の主力部隊として編制された軍隊とは別個に国境・領海の警備、治安維持などに専門化された補助的な役割を担う武装組織のことである。
具体的には警察や沿岸警備隊、国境警備隊、及び、国家憲兵隊等が挙げられる。国によっては国境の警備から交通取締りなどの行政警察活動や犯罪捜査、災害救助など幅広く運用されている。戦時体制においては軍の指揮系統に編入される場合が多い。軍事力の構成要素としても、国や時代によって異なるものの決して小さいものではない。軍隊と警察の中間的な位置づけで論じられることが多い。
政治的に微妙な地域における警察活動あるいは準軍事作戦を実施するにあたり、直接軍隊を投入したり、または貧弱な装備の警官隊を派遣せずに済み、他国からの非難を浴びにくいといった非常に好都合な存在でもある。 例えば国境付近に主力部隊を配置すれば隣接国が進攻を警戒し緊張状態を生み出しかねない。そこで準軍事組織たる国境警備隊を配置しある種の緩衝地帯とする。