水野知昭
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水野 知昭(みずの ともあき、1949年(昭和24年) - 2005年(平成17年)10月23日)は、日本の古英語文学者、比較神話学者。信州大学人文学部文化コミュニケーション学科比較言語文化講座教授。文学修士。
目次 |
[編集] 経歴
- 神話の研究のための留学。
- 1995年 信州大学に人文学部教授として赴任。
- 学生に北欧神話と古英詩の魅力を伝えることに尽力。
- この間、七十数本の論文を書いている。
- 2005年10月23日 急逝。享年56歳。
- 2006年10月 信州大学付属図書館松本合同図書館にて「水野コレクション」として蔵書を公開。
[編集] 著書
[編集] 単著
- 『生と死の北欧神話』(松柏社、2002年、ISBN 4775400134)
[編集] 共著(翻訳)
- (ヘルマン・パウルソン 著)『オージンのいる風景 オージン教とエッダ』(水野知昭--他訳、東海大学出版会、1995年、ISBN 4486013182) ※水野は第4章・第5章を担当
[編集] 主要論文
- 「風、海そして火の神ニョルズ」『エポス』第7号、1982年
- 「グルヴェイグをめぐる神々の闘争」『日本大学工学部紀要』分類B第23巻、1982年
- 「古ゲルマンの楽園の原風景」1984年
- 「神々の犠牲者としてのバルドル」1986年
- 「古北欧の双生神フレイとバルドル -『北欧マレビト考』への序章-」『日本大学工学部紀要』分類B第27巻、1986年
- 「旅するロキの神話-その(1)-」『日本大学工学部紀要』分類B第28巻、1987年
- 「客人款待神としてのオージン」『ユリイカ』2月特集号、青土社、1997年
- 「王の犠牲と豊饒:北欧と日本とギリシアの事例」『人文科学論集』〈文化コミュニケーション学科編〉第32号、1998年
- 「北欧教会建立伝説の成立背景」『人文科学論集』〈文化コミュニケーション学科編〉第34号、2000年
- 「求愛の使者スキールニルの旅 -フレイとバルドルを繋ぐもの-」『日本アイスランド学会会報』20号、2000 - 2001年
- 他多数。
[編集] 参考文献
- 水野知昭『生と死の北欧神話』松柏社、2002年、各章の註とあとがき
- ヘルマン・パウルソン『オージンのいる風景 オージン教とエッダ』大塚光子、西田郁子、水野知昭、菅原邦城訳、東海大学出版会、1995年、奥付
[編集] 外部リンク
- 砺波市・南砺市・小矢部市の情報ポータルサイト「いーとなみの」となみ野ストーリー 第65回 北欧神話に魅せられた男 本稿執筆にあたり参考とした。
- ReaD 研究者(詳細情報)水野知昭
- 水野コレクション 蔵書5,700点(洋書3,800点、和書1,900点)の目録等。