水輝涼
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水輝 涼(みずき りょう)は、宝塚歌劇団星組の男役スター。身長173cm、愛称じゅんな(本名から)。
[編集] 略歴
京都府京都市出身で、入団前からミュージカルや歌舞伎に親しむ。聖母学院高校在学中に宝塚を志し、一発合格。2002年入団の88期生。同期には星組の麻尋しゅん、花組娘役トップの桜乃彩音、花組の朝夏まなと、宙組の花影アリス、宙組の春風弥里らがいる。2006年1月「ベルサイユのばら」新人公演でのジェローデル役が初の大役。上品で洗練されたジェローデル像を披露した。その後の「ヘイズ・コード」では"上品で渋い"という自らのイメージを破るような男らしく若々しい役、ジョニー・ラフト役に挑戦。本人もこの役には思い入れがあるという。2007年11月「エル・アルコン~鷹~」新人公演では、準主人公レッドの父グレゴリー・ベネディクトと名将サンタクルスという新人公演世代の生徒には難易度が高いと思われる二役を演じたが、持ち前の渋さと歌唱力を駆使して見事に演じ分け、絶賛を浴びた。
[編集] 主な舞台
- 2002年 - 星組公演「プラハの春」「Lucky Star」で初舞台
- 2006年 - 星組公演「ベルサイユのばら」新人公演ジェローデル(本役・涼紫央)、星組バウホール公演「フェット・アンペリアル」サマービル、星組公演「愛するには短すぎる」新人公演ウェンズワース(本役・立樹遥)星組シアタードラマシティ公演「ヘイズ・コード」ジョニー・ラフト
- 2007年 - 星組公演「シークレット・ハンター」新人公演フランシス国王(本役・汝鳥伶)、星組公演「エル・アル
コン~鷹~」新人公演グレゴリー・ベネディクト、サンタクルス(二役)(本役・英真なおき)
- 2008年 - 星組シアタードラマシティ公演「赤と黒」サンジャン
[編集] スター像
スラリとした長身と歌唱力が魅力。ダンスに不安を残すものの、歌唱力はこの学年としては卓越しており高い評価をうけている。芝居も安定しており、新人公演などでは重要な役所を与えられている。楽屋の入り出の際には上級生のファンクラブにも挨拶をするなど、穏やかな性格でも知られる。次代を担う男役スターとして期待されている。
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