樹村みのり
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樹村 みのり(きむら みのり、1949年11月11日 - )は漫画家。埼玉県出身。
1964年、14歳にて『ピクニック』(集英社『りぼん』春の増刊)でデビュー。 以後、夏休みや春休みごとに執筆する学生作家として1960年代から1970年代にかけて 『COM』『りぼんコミック』で作品を発表。アウシュビッツ、ベトナム、リオデジャネイロの 貧民街などを舞台にしたり、普通の女の子の病気の一日を扱いながら登場人物たちの心の襞(ひだ)を 緻密に描く作風により、マイナーながらもいわゆる24年組の一人に数えられる。
大学卒業後、執筆を一時中断するが1974年小学館「別冊少女コミック」で『贈り物』で復帰、 小学生時代のエピソードを描きながら全共闘運動を暗喩として物語って注目される。 その後、少女と4人の下宿女子大生の交流を描いた『菜の花畑のこちら側』で好評を得て、 以後講談社、秋田書店等の少女誌や青年誌、またレディース誌などで幅広い執筆活動を行う。
近年は寡作であるが、宙出版の雑誌での過去作の再録、ヘルスワーク協会からは作品集が出版されている。2008年現在、朝日新聞出版の夢幻館にて読み切り連載を掲載している。
[編集] 代表作
- 贈り物 (別冊少女コミック49年10月号掲載)
- 見えない秋 (別冊少女コミック49年11月号掲載)
- 菜の花 (別冊少女コミック50年1月号掲載)
- 病気の日 50年8月
- 海へ 45年9月
- カルナバル 45年10月
- 冬の花火 46年2月
- 跳べないとび箱 46年5月
以上、「ポケットの中の季節1」収録
- 菜の花畑のこちらがわ (別冊少女コミック50年11月号-51年1月掲載)
- おとうと
- ウルグアイからの手紙 昭和49年
- おねえさんの結婚 昭和47年
以上、「ポケットの中の季節2」収録
- 早春 (りぼんデラックス1976年春)
- わたしたちの始まり (別冊少女コミック1975年9月掲載)
- 星に住む人びと (別冊少女コミック1976年11月掲載)
- 解放の最初の日
- シリーズ・横からの構図
- 彼らの犯罪
- セクシュアル・ハラスメントのない世界へ
- 海辺のカイン