極楽ワイド鶴ちゃんでーす!
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極楽ワイド鶴ちゃんでーす!は、1984年から1988年のプロ野球オフシーズンの夕方、ニッポン放送で放送されたラジオ番組。DJは片岡鶴太郎と当時ニッポン放送のアナウンサーだった石川みゆき。夕方のローカルワイド番組だったが、その一部は全国放送された。
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[編集] 概要
- 関東圏における平日の夕方の情報番組として1984年秋に放送開始。その後3年間に渡ってプロ野球中継のない秋から春にかけて放送された。なお、1987年10月からの6か月間は日曜日の18:00からの放送となった。
[編集] 放送内容
[編集] 1984年10月〜1985年3月(放送時間 月曜日~金曜日 18:00~19:30)
- 番組のテーマチューンはレイ・パーカーJr.の同名映画の主題歌「ゴーストバスターズ」をアレンジしたもの。番組のジングルも同様のものが制作され、エンディングテーマは同曲のインストゥルメンタルが使用された。なお19:00からのコーナーは全国同時生放送され、大分放送など一部の地方ラジオ局でネットされた。
- 主なコーナー
- さんまの美女対談 (18:10頃、美女対談の項も参照)
- 鶴ちゃんのTVおせっかい講座 (18:25頃)
- 片岡鶴太郎がTV業界の裏話などを紹介するコーナー。このコーナーは編集され1週遅れで全国でも10分番組として放送された。このコーナーにはスポンサーはなかったが、コーナーの最初と最後に1分間のCMがあり、そのCMも一緒に全国で放送された。
- チェスコムつるつるテレフォン24(18:45頃)
- リスナー参加型コーナー。1つのテーマに沿ったエピソードをリスナーから募集したり、番組から出題されるクイズに対して答えを募集したりした。ニッポン放送には架空の「片岡鶴太郎秘書室」なるものが設置され、リスナーが電話するとその「秘書室」へつながれた。スポンサーはチェスコムとベルシステム24。このコーナーも10分番組として一部の地方局でオンエアされたが、その際のリスナー受付電話はその放送局ごとに設置されたため、ネット局は少なかった。
- 全日本ヒットパレード(19:00〜19:20)
- ゲストを迎えて1週間に亘り対談するコーナーで、そのゲストの楽曲も放送する。
- 奥様ホール777(スリーセブン)(19:20〜19:30)
- 主婦を対象したゲームコーナー。毎日出されるテーマについてのエピソードをリスナーから募集、その中から抽選で電話しそのエピソードを語らってもらった後、ルーレットを回しその結果で現金をプレゼントした。
[編集] 1985年10月〜1986年3月(放送時間 月曜日~金曜日 18:00~20:00)
- 番組のテーマチューンは佐野元春が作詞・作曲した曲(曲名『LOOKING FOR A FIGHT ~ひとりぼっちの反乱~』)のインストゥルメンタルが使用された。
- この時期も19:00からのコーナーは全国同時生放送され、一部の地方局でネットされた。それに加え当時プロ野球オフシーズン期に毎年、ニッポン放送をキーステーションに全国36の民間放送局をネットして放送していた日産の提供枠(19:30〜20:00、詳細は「NISSANナマ生ステーション」の項を参照)を番組内に組み込んでの放送となった。
- 主なコーナー
- 桂文珍の美女対談 (18:10頃、美女対談の項も参照)
- 桂文珍が女性タレントを迎えて1週間にわたり対談するコーナー。10分番組として全国で放送された。スポンサーは日本石油(現・新日本石油)。提供クレジットは石川みゆきが読み上げた。
- 鶴ちゃんのTODAY'S おせっかい (18:25頃)
- 片岡鶴太郎が芸能界やいろいろな業界の裏話などを紹介するコーナー。このコーナーは編集され1週遅れで全国でも10分番組として放送された。但し、ニッポン放送ではこのコーナーにスポンサーがついていたため、全国放送版には「奥様ホール777」でオンエアされるCMが加えられた。
- 奥様ホール777(18:45頃)
- 前年度19:20からのコーナーを移動。内容は同じ。このコーナーではコーナーの最初と最後に1分間のCMタイムがあったが、これらのCMが「TODAY'S おせっかい」の全国放送版のCMとして放送された。
- 鶴ちゃんのグッドフーリング(19:00〜19:10)
- 「グッドフーリング」とは「GOOD FEELING」と「不倫」からなる造語。不倫体験のあるリスナーに電話で登場してもらい、その体験を話してもらう。このコーナーは前述どおり一部の地方局でネットされたが、内容が内容だけに、ネット局は少なかった。
- 週刊鶴太郎 噂のヒットパレード(19:10〜19:30)
- 前年度19:00からの「全日本ヒットパレード」を改名、この時間に移動。内容は同じ。
- 日産極楽ワイド鶴ちゃんでーす! 名物直送なんだらぼっち (19:30〜20:00)
- 前述のとおり、36局同時生放送番組として放送。全国各地のリスナーから出場者を募り毎日5人の方に電話にて登場してもらい、3問のクイズに挑戦してもらう。クイズの正解者には現金や全国各地の名産品をプレゼントした。スポンサーは日産だが、地方局での放送の際、各都道府県の日産販売会社もスポンサーに名を連ねる放送局もあった。
[編集] 1986年10月〜1987年3月(放送時間 月曜日~木曜日 18:00~20:30)
- 前年度よりもさらに放送時間が延長され、前年度から始まったニッポン放送の同時生放送枠(20:00〜20:30)を組み込んでの放送となり、全国同時生放送枠は19:00からの90分枠となった。ちなみに前年度の20:00〜20:30に放送された番組は「鶴光の代打逆転サヨナラ満塁ホームラン・花とおじさん」である。
- 主なコーナー
- 桂文珍の美女対談 (18:10頃、美女対談の項も参照)
- 桂文珍が女性タレントを迎えて1週間にわたり対談するコーナー。10分番組として全国で放送された。スポンサーは日本石油(現・新日本石油)。提供クレジットは石川みゆきが読み上げた。
- 鶴ちゃんのどうせ一夜の恋だから(19:00〜19:15)
- 前年度19:00からの「鶴ちゃんのグッドフーリング」を改名、5分間延長。内容は同じ。
- (19:15〜19:30)
- このコーナーも全国同時生放送され、一部の地方局でネットされた。
- 日産極楽ワイド鶴ちゃんでーす! 日本全国なんだらぼっち (19:30〜20:00)
- 前年度の「日産極楽ワイド 鶴ちゃんです! 名物直送なんだらぼっち」を改名。内容は同じ。このコーナーも前年度同様ニッポン放送をキーステーションに全国36の民間放送局で放送された。スポンサーは日産だが、地方局での放送の際、各都道府県の日産販売会社もスポンサーに名を連ねる放送局もあった。
- (20:00〜20:30)
- このコーナーも全国同時生放送され、一部の地方局でネットされた。