村上孝雄
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村上孝雄（むらかみ たかお、1936年1月31日 - ）は、福岡県出身の元プロ野球選手。左投左打で、ポジションは外野手。引退後は30年に渡り、広島のスカウトを務めた。旧姓は「宮川」（みやがわ)
[編集] 来歴・人物
- 豊国高校(現豊国学園高等学校)から門司鉄道管理局を経て、1960年に広島カープに入団。4年目から代打の切り札として活躍。1972年には打率4割4厘、出塁率5割と打席の少ない代打とはいえ驚異的な成績を残す。
- 100％の代打成功率を求めた求道者。練習量もすさまじく、年中1000本の素振りは当たり前のこと、代打に重要な集中力を磨く為に合気道にも取り組んだ。
- 「当たり屋」とも呼ばれ、故障しないように当たるのは名人芸だったが、以降審判に目を付けられてしまい1972年6月20日の阪神戦（甲子園）では六回二死満塁、カウント2－1から山本重政の投球を右ひじに受けたが、主審はストライクゾーンで球に触れたとして三振を宣告された。
- 引退後はスカウトに転身し、九州を中心に活動。北別府学を皮切りに、緒方孝市・前田智徳等、一流の選手を発掘する。2002年からスカウト部長に就任。しかし晩年は逆指名制度の導入でカープは資金面で苦しい立場に立たされ、村上の担当地区の九州も福岡ダイエーホークスの地域密着路線、また情報網の発達で有力選手獲得が困難になり、完成度や前評判ではなく素材や将来性を重視した独自の路線を展開するが、今日を見る限り成果を上げたとは言いがたい。2006年にスカウトの現場を退きスカウト部顧問に就任。
[編集] 背番号
- 2 （1960年～1974年）
[編集] 通算成績
889試合 968打数 267安打 149打点 11本塁打 11盗塁 打率.276
