早狩武志
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早狩 武志(はやかり たけし)は、日本のシナリオライター。「栗原 繁」のペンネームも使用している。「早狩 武志」名義はインターネット上の名称・商業ゲーム・小説用、「栗原 繁」は同人誌用と分けて使用している。
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[編集] 詳細
元々はオリジナル小説を中心とした同人活動を行っており、SFアンソロジー『宇宙への帰還』内の短編『輝ける閉じた未来』にて SF小説家「早狩 武志」として商業デビューを果たし、SFオンラインにおける有料DL小説等の執筆も行っていた。
その後、アダルトゲームブランド「light」にて『僕と、僕らの夏』のシナリオライターを外注として務める。それ以後も同ブランドの『群青の空を越えて』・『潮風の消える海に』、ブランド「ぷちフェレット」の『ぽぽたん』のシナリオライターを務める。
本人が一人でシナリオを書いた商業作品の初出はすべて「light」だが、「light」所属ではなく、すべて外注で引き受けている。本人によると一般的な職業ではないとのことだが、本職はサラリーマンであり、兼業ライターというアダルトゲーム業界では非常に珍しい形態をとっている。イベント等には出席しているため、業界関係者でなくとも本人を見ることは可能だが、公式の写真は一切断わっている[1]。日々の仕事[2]をこなしながら、ライター活動も行っているにも関わらず、専業ライターと同一程度の速度で執筆を行う[3]。『群青の空を越えて』を執筆中は、昼休み・帰宅から寝るまでの時間・休日すべてを執筆活動に充当し、仕事と睡眠と執筆以外は何もできなかったと発言している。
政治や軍事について知識があり、それを活かしたゲーム作りをする。政治について自身のホームページで言及することもあり、自ら革新派(左派)と公にしている。
[編集] 注釈
- ^ 日本の企業が就業規則で兼業の禁止で定めているのが一般的であるように、本人の会社でも同規定があるためと思われる
- ^ 週の半分は9時まで残業で、休日は日曜のみ
- ^ 『群青の空を越えて』は1年半、低価格ソフト『潮風の消える海に』は2ヶ月で書き上げたと言う
[編集] 作品
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- SF小説
- SFアンソロジー『宇宙への帰還』(輝ける閉じた未来) -アンソロジー中の一編。
- SFオンライン 『ムーンシャイン――月光――』 -有料のダウンロード小説。
- SF小説
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- ライトノベル
- 群青の空を越えて - 同名のゲームの小説化。
- ライトノベル
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- 劇
- 恋でなく - 劇団「friendship」によって2007年4月15日・16日上演。脚本を担当。
- 劇
[編集] 外部リンク
- LIFE・SYSTEM - 本人サークルのホームページ