日本化学会
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日本化学会(にほんかがくかい、英称:The Chemical Society of Japan, 略称:CSJ)は、化学に関連する仕事をしている研究者・企業人・学生を主な構成員とする日本の学会である。国内最大の化学系学術組織であり、また世界的にもアメリカ化学会に次いで2番目の規模を誇る。
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[編集] 沿革
- 1878年(明治11年) - 前身である化学会が創立。翌年に東京化学会と改称。
- 1921年(大正10年) - 日本化学会と改称。
- 1941年(昭和16年) - 社団法人認可。
- 1947年(昭和23年) - 工業化学会と合併。
[編集] 活動
現在の会員数は約40000名である。毎年3月下旬に行われる年会(参加人数約9000~10000名、講演約6000件)を開催している。また、下部組織の多くの部会・支部・研究会によって、年間を通じて各種討論会・発表会を開催している。5年毎にはハワイで行われる国際学会環太平洋国際化学会議(PACIFICHEM)を他国の学会と共同で主催している。
また、通常の受賞制度以外にも、フェロー制度、年会におけるハイライト講演(講演15~23件)の記者発表などの、事実上の表彰制度もある。
会誌として『化学と工業』および『化学と教育』を、学術論文誌として英文誌Bulletin of the Chemical Society of Japanおよび英文速報誌Chemistry Lettersを発行している。