拝啓、父上様
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拝啓、父上様(はいけい、ちちうえさま)は、2007年1月11日から2007年3月22日までフジテレビ系列で毎週木曜日22:00~22:54に放送されていたテレビドラマ。
目次 |
[編集] キャスト
- 板前になって7年の23歳。本来左利きだが、包丁は右で使っている。母親から自分の父が誰なのか聞かされておらず、小宮竜次、真田公正、津山冬彦を自分の父親ではないかと疑っている。物語は彼のナレーションで進行し、その口調は「~と思われ……」「~なワケで……」「そんなことは全然知らなかった」という、「前略おふくろ様」を引き継ぐ倉本調。
- 田原雪乃 - 高島礼子
- 一平の母で、元芸者。現在はバー「ゆき乃」のママ。息子に自分のことは雪乃ちゃんと呼ばせている(最終回でその意味が明らかに)。
- 料亭・坂下にやってきた見習い。少年院あがり。未成年だが、女性の扱いには長けているとうそぶく。
- 唐沢ナオミ - 黒木メイサ
- 一平が出会った“リンゴの君”。パティシエを目指している。パリに留学するため、曜日によってはフランス語しか使わないというルールを自分に課している。
- 坂下エリ - 福田沙紀
- 料亭・坂下の一人娘。一平に気がある。奔放な性格だが、恋愛に関しては一途な面も。
- 澄子 - 森上千絵
- 仲居頭。料亭・坂下閉店のストレスの中、酔って運ばれた自室で一平を抱きかける。Dr.コトー診療所2006から引き続き同枠での出演。
- 松子 - 高橋史子
- 仲居。口が軽い。
- しのぶ - 黒瀬友美
- 仲居。
- 玉子 - 森囿麻衣子
- 仲居。
- 小宮竜次 - 梅宮辰夫
- 料亭・坂下の花板。本来なら女将の婿である坂下保が花板になるところだが、先輩を立てている。一平の父親かもしれない一人で、一平は心から尊敬している。
- 浮葉 - 木村多江
- 神楽坂の芸者。雪乃の友人。
- 半次郎(シャク半) - 松重豊
- 鳶の小頭。曰く「鳶は町のいざこざを収めるのも仕事」。仇名の由来は、キレるとしゃっくりが止まらなくなるため。
- ことえ - 池津祥子
- 神楽坂の芸者。雪乃の友人。
- ルオー - 久保隆徳
- 喫茶店マスター。テレビやグラビアの撮影に自然に映り込むことが趣味。おかま口調でしゃべる。
- 加納善吉 - 河原さぶ
- 鳶の頭。
- 組合員 - ト字たかお(第1話、第3話)
- 和菓子屋店主 - 菅原大吉(第1話、第3話)
- おでん屋主人 - 田窪一世(第1話、第3話~第4話、第7話)
- 中込 - 渡辺哲(第1話、第3話)
- 南 - 森富士夫(第3話)
- 書店主 - 六角精児(第5話)
- 一平が一日に二回行ってしまった書店の店主。
- ホリイグループの酔客に突き飛ばされ骨折した「坂下」の客。煙草パイプ愛好家。
- 熊沢清次郎 - 小林桂樹(第1話~第2話・特別出演)
- 夢子のパトロン。政界の大物。
- 真田公正 - 小野武彦(第2話~第3話)
- 衆議院議員。元は熊沢の秘書を務めていた。一平の父親かもしれない一人だが、一平は「あいつだけはそうであってほしくない」と思うほど嫌っている。
- 占い師 - 余貴美子(第4話)
- 巣鴨の占い師。夢子が失踪したとき、一平とエリが居場所を占ってもらった。
- 小夜子 - 加賀まりこ(第10話)
- 料亭「中条」の女将。仲の悪かった律子が、料亭・坂下の解雇従業員の身請けのために中条へ頭を下げに来たことを明かす。
- 熊沢の正妻 - 森光子(第3話・特別出演)
- 熊沢の死後、料亭・坂下を訪ねる。
- 津山冬彦 - 奥田瑛二
- 作家。ナオミの父。デビュー作「甃の街」では神楽坂を舞台に若い芸者と主人公の出会いを描き、直木賞を授賞した。現在は一般に「エロ小説作家」として通っている。一平の父親かもしれない一人。「津山冬彦」はペンネーム。
- 坂下保 - 高橋克実
- 料亭・坂下の婿養子。他に好きな女性がいたが、半ば無理やり律子と結婚させられた。
- 坂下律子 - 岸本加世子
- 料亭・坂下の女将。大女将(夢子)の実の娘。父親は熊沢清次郎。
- 坂下夢子 - 八千草薫
- 料亭・坂下の大女将。巣鴨が大好き。
- ナレーション - 二宮和也
[編集] 主題歌
- 初回~5話,最終回「パピエ」、6~10話「手」(歌:森山良子)
[編集] スタッフ
[編集] 放送日・視聴率
各話 | 放送日 | 視聴率 |
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第1話 | 2007年1月11日 | 12.9% |
第2話 | 2007年1月18日 | 14.1% |
第3話 | 2007年1月25日 | 12.4% |
第4話 | 2007年2月1日 | 13.2% |
第5話 | 2007年2月8日 | 14.1% |
第6話 | 2007年2月15日 | 12.8% |
第7話 | 2007年2月22日 | 12.1% |
第8話 | 2007年3月 1日 | 12.3% |
第9話 | 2007年3月 8日 | 12.4% |
第10話 | 2007年3月15日 | 14.3% |
最終話 | 2007年3月22日 | 14.5% |
平均視聴率13.19%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ調べ)
[編集] 補足
- 脚本の倉本聰が1975年に手がけた大ヒットドラマ『前略おふくろ様』(日本テレビ)を踏まえた作品。料亭という舞台設定も同じであり、『前略』で女将役だった八千草薫や板前役だった梅宮辰夫が今作品でも同じ職業を演じる。
- 脚本の倉本と制作総指揮を担当する中村は、国民的ドラマ『北の国から』をともに作り上げた長年の盟友である。中村は一時期フジテレビの取締役を務めており現場を離れていたが、退任後FCCに移り現場復帰した。今回、『優しい時間』に続いて倉本とコンビを組む。
- チーフ演出の宮本理江子は、倉本と長年ドラマ界で競い合ってきたライバル・山田太一の娘である。
- 二宮和也と二宮演じる田原一平は同じ左利き。
- ドラマ放映中および終了後、舞台となった神楽坂界隈が注目された。町中でもこのドラマのポスターが飾られたり、主題歌「パピエ」の音楽が流れるなど盛り上がりを見せた。
- 倉本聰は、構想段階から田原一平役に二宮和也の起用を考えており、脚本作成中も彼をイメージして出筆された。
- また二宮演じる田原一平は横山裕演じる中川時夫より年上という設定だが、実年齢では横山の方が二宮よりも年上である。
- この枠で、この作品を最後に二宮が所属する嵐の起用が難しくなった。(2008年4月から裏番組でレギュラー番組を持ったため)
[編集] 外部リンク
フジテレビ系 木曜劇場 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
Dr.コトー診療所2006
(2006.10.12 - 2006.12.21) |
拝啓、父上様
(2007.1.11 - 2007.3.22) |
わたしたちの教科書
(2007.4.12 - 2007.6.28) |