恩田美栄

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_{おんだ よしえ}
恩田 美栄

四大陸選手権ショートプログラムの演技を行う恩田美栄（2004年カナダ・オンタリオ州ハミルトン）
基本情報
国:	日本
生年月日:	1982年12月13日（25歳）
出生地:	愛知県名古屋市
身長:	158cm
元コーチ:	ジョゼ・シュイナール、山田満知子、樋口美穂子
元振付師:	ジョゼ・シュイナール、ニコライ・モロゾフ、ローリー・ニコル、デヴィッド・ウィルソン、樋口美穂子
引退:	2007年4月
ISU パーソナルベスト
SP＋FS トータル:	166.80	2005 四大陸選手権
ショートプログラム:	58.02	2005 四大陸選手権
フリースケーティング:	108.78	2005 四大陸選手権

恩田 美栄（おんだ よしえ、1982年12月13日 - ）は、日本の女性プロフィギュアスケート選手。愛知県名古屋市出身。血液型O型。東海学園大学職員。2002年ソルトレイクシティオリンピック女子シングル日本代表。2005年四大陸選手権2位。2006-07シーズンをもって競技生活を引退し、プロへ転向した。

目次 1 人物 2 経歴 2.1 幼少期～ジュニア時代 2.2 シニア時代 2.3 引退へ 2.4 プロ転向後 3 主な戦績 3.1 プロ 3.2 シニア 3.3 ジュニア 4 脚注 5 外部リンク

[編集] 人物

名古屋市立千種台中学校、東海女子高校（現在は共学化して東海学園高等学校）、東海学園大学卒業。

愛称はオンちゃん、よっしー、よっちゃん。中性的でパワフルなキャラクターからヨシオとも呼ばれる。

笑顔が魅力的な選手として知られ、その笑顔は「恩ちゃんスマイル」と呼ばれる。入れ込み過ぎる性格ゆえに大舞台に弱く、演技前は掌に「人」の字を書いて飲み込んでいる所がよくテレビに映されていた。また、会心の演技をした際にはガッツポーズをするクセがある。

現役時代、経済的な負担の大きいスポーツを続けるため、毎年家族全員で今後の方針を話し合っていたという。また、競技衣装のほとんどは実母の手作りだったことを明かしている。

山田コーチ一門の先輩後輩であった伊藤みどり・中野友加里・浅田舞・浅田真央はもちろん、ライバルの荒川静香・安藤美姫らとも仲がよく、3人連れで同じイベントに出席することも多々あった。

公式ウェブサイトは開設していないが、事実上の公認ファンサイトが存在しており、アマチュア時代から本人のメッセージがこのファンサイトの掲示板に寄せられることも多かった。なお現在この掲示板は悪質な書き込みが増えた為に閉鎖中である。

普段から男子に匹敵する量・メニューの筋力トレーニングをこなし（本人は否定しているが、周囲からは趣味だと思われているらしい）、ずば抜けた高さのあるジャンプを跳んだ。一方で柔軟性は低く、スピン・スパイラルが弱点であった。

[編集] 経歴

[編集] 幼少期～ジュニア時代

9歳の時、「グランプリ東海クラブ」で山田満知子コーチの指導を受け始める。1997-98シーズンから1999-00シーズンの全日本ジュニア選手権で3年連続2位に入る。

2000年四大陸フィギュアスケート選手権で5位、日本女子代表としては4位の村主章枝より下位だったが、フリースケーティングの内容が評価され、1枠だった世界選手権代表枠を初めて勝ち取る。その2000年世界フィギュアスケート選手権では12位と健闘した。

[編集] シニア時代

2001-02シーズン、グランプリシリーズスパルカッセン杯とNHK杯で2位となり、グランプリファイナルに出場。またこれにより、ソルトレイクシティオリンピック代表に選出された。2001年四大陸フィギュアスケート選手権で3位。オリンピックではショートプログラムでコンビネーションジャンプの失敗が響いて17位と出遅れ、フリースケーティングでは伊藤みどり以来となるトリプルアクセルに挑んだが転倒、他のジャンプは殆ど成功しながらも芸術点が伸び悩み、総合17位に終わった。

2年ぶりの出場となる2002年世界選手権長野大会では、ショートプログラムでほぼ完璧の演技、フリースケーティングでもトリプルアクセルは転倒以外ほぼノーミスの演技で5位入賞。もう1人の日本代表である村主章枝は3位に入っており、この結果翌2003年世界選手権の女子シングル出場枠は3人に拡大した。

2002-03シーズン、ボフロスト杯とNHK杯でそれぞれ初優勝、ラリック杯でも2位に入ったが、怪我でグランプリファイナルへの出場を辞退（代替出場は荒川静香）。続く冬季アジア大会青森大会なども欠場し、2003年世界選手権には2年連続で出場したものの11位にとどまった。

2003-04シーズン、中国杯2位、NHK杯3位となり、3年連続でグランプリファイナルへの出場権を獲得する。しかし2004年四大陸選手権は8位に終わる。

2004-05シーズン、練習拠点をアメリカに移し、オードリー・ワイジガーの指導を受ける。4年連続でグランプリファイナルへの出場権を獲得する一方、全日本選手権では7位に沈む。2005年四大陸選手権では村主章枝に次いで2位。

2005年-06シーズン、カナダのトロントに練習拠点を移し、アルベールビル・リレハンメル両五輪のカナダ代表、ジョゼ・シュイナールの指導を受ける。グランプリシリーズでは、村主章枝や荒川静香が芳しい成績を収められていなかったため、恩田がグランプリファイナルに出場し、かつ3位以内に入ればトリノ五輪代表に入る可能性が極めて高くなる状況であった。しかし恩田もグランプリファイナルへは進めなかった。全日本選手権でも荒川と僅差の4位に終わり、惜しくもトリノ五輪への出場権を得ることはできなかった。

[編集] 引退へ

2006年四大陸選手権の代表に選出されたが、「（故障などはないが）試合をやる気持ちになっておらず、辞退したい」として辞退。これを受けて一部メディアでは今季限りでの競技生活引退をささやかれた。恩田本人も引退を考えていたようだが、後日、競技続行を宣言した。

トリノオリンピックで金メダルを獲得した荒川静香が2006年世界選手権出場を辞退したため、補欠だった恩田が3年ぶりに出場することになった。調整は万全ではなかったが、11位に入った。

2006-07シーズン、7月15日に行われた新横浜アリーナでのアイスショーに出演した際、このシーズン限りでの現役引退をにおわせる発言をした。しかし11月にロシア杯で3位となり、マスコミからそれとなく"去就問題"に触れる質問をされると、「まだ終わりだと思っていない、（現役続行の）可能性があるのなら最後まで…」の旨を述べた。2007年世界選手権などを控えるなか、恩田の去就問題はスケートファンや関係者の注目を集めていた。

地元名古屋で行われた全日本選手権は5位に終わった。ショートプログラム、フリースケーティングともに名物のガッツポーズは見られず、世界選手権への出場権獲得もかなわなかった。四大陸選手権では6位となった。

2007年3月31日、報道でアマチュア引退が報じられ、翌4月1日に正式表明した。

[編集] プロ転向後

2007年4月よりプリンスアイスワールドを中心にプロ・スケーターとして活動を開始。フレンズオンアイスにも参加するなど多忙な日々を送っている。同年6月にはコーチとしての登録も行い、指導者としての活動も開始した。指導拠点はモリコロパーク・アイスリンク。本人は公式ウェブサイトを開設していない為、生徒の募集は公認ファンサイト「ヨシエオンダ・ドットコム」を通じて行われている。

[編集] 主な戦績

大会/年	96-97	97-98	98-99	99-00	00-01	01-02	02-03	03-04	04-05	05-06	06-07
冬季オリンピック						17
世界選手権				12		5	11			11
四大陸選手権				5	3	3		8	2		6
全日本選手権				4	3		2	4	7	4	5
GPファイナル						5	辞退	5	5
GPスケートアメリカ										3
GPスケートカナダ									2		7
GP中国杯								2
GPエリック杯							2
GPボフロスト杯						2	1
GPロシア杯					7					3	3
GPNHK杯					8	2	1	3	4
世界Jr.選手権		棄権	17
全日本Jr.選手権	8	2	2	2
JGPSBC杯				5
JGPサルコウ杯				6
JGP中国			1
JGPソフィア杯			6
冬季ユニバーシアード									3

[編集] プロ

プログラム	曲名
EX	I Will Follow Him 映画「天使にラブ・ソングを…」より（I Will Follow Him from Sister Act by Peggy March）
	Tango

[編集] シニア

[編集] ジュニア

[編集] 脚注

1. ^ 2001/2002 ISUグランプリファイナルはフリー演技を2度行った。

[編集] 外部リンク

• ISU Crystal Report - Yoshie ONDA
• ::: yoshieonda.com :::恩田美栄ファンサイト
• 日本フィギュアスケーティングインストラクタ協会