志発島
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| 志発島 | |
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| 座標 | 北緯43度29分40秒 東経146度9分0秒 |
| 面積 | 45km² |
| 海岸線長 | 41.6km |
| 所在海域 | 太平洋（北海道） |
| 所属国・地域 | 日本（北海道） |
志発島（しぼつとう）は、いわゆる北方領土の歯舞群島の一島。戦前の人口は2,149名。
歯舞群島のなかでは最大面積であり、納沙布岬に建立された平和の塔展望台から水晶島の彼方にその姿を確認することが可能である。近海には、昆布など豊富な水産資源がある。
[編集] 歴史
江戸時代には無人島で、「島内は中央を除いて樹木はほとんどない。周囲は10里余りで、南東は砂浜、北東は沼がある。」と記録されている[1]。また、寛政11年（1799年）にネモロ（根室）とアッケシ（厚岸）両場所のアイヌが立会い、アッケシ側の漁場となった[2]。
1945年ソ連軍に侵攻・占領された。現在もソ連から引き続きロシア連邦の占領・実効支配下にあるが、日本も領有権を主張しており、戦前は歯舞村に属したが、1959年より根室市に編入されている。ロシア名ゼリョーヌイ島（о．Зеленый）。夏になると昆布を採りにくるロシア漁民が季節移住してくる。季節営業の食堂もあり活況を呈する。ロシア国境警備隊が西浦泊に常駐。定住人口はない。
当該地域の領有権に関する詳細は千島列島及び北方領土の項目を、現状に関してはサハリン州の項目を見よ。
[編集] 参考文献
- 日本歴史地名大系（オンライン版） 小学館 （『日本歴史地名大系』 平凡社、1979年-2002年 を基にしたデータベース）
