御野郡
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御野郡(みのぐん)は備前国の郡、明治以降は岡山県に属した。現在の岡山市の一部にあたる。
[編集] 沿革
- 明治11年、郡区町村編制法により郡役所を巌井(石井)村に置き、また岡山区が同郡より分立した。
- 明治22年6月1日、町村制施行により10村が置かれた。
- 明治33年4月1日、津高郡と合併して御津郡となった。
[編集] 古代~江戸時代
- かつては「三野」とも表記されていた。
- 備前国の国府は時代によって変遷しているが、御野郡に所在していたこともある(和名抄に記載)。場所は特定できていないが、御野郷・津島郷・伊福郷あたりではないかといわれている。また、郡衙も同様である。
- 旭川の川の流れの変化や、干拓による海面の陸地化により、時代により郡域が激しく変化している。特に江戸時代に行われた吉備の穴海の大干拓事業により新田が開発され、郡域が大幅に広がった。