幻夜
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『幻夜』(げんや)は、東野圭吾の小説。集英社「週刊プレイボーイ」2001年No.19/20号~2003年No.16号に連載され、加筆訂正された後に2004年1月26日に集英社よりに単行本として刊行された。また、2007年3月25日には集英社文庫より文庫版が刊行されている。
ベストセラーになったミステリー長篇『白夜行』の姉妹作ともいえる作品である。連載時は連作短篇として掲載されていたが、単行本では長篇に構成しなおして刊行された。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
[編集] あらすじ
舞台は1995年の阪神・淡路大震災に始まり、2000年1月1日まで現実にあった事件(話題)などを照らし合わせて物語は進んでいく。
父の通夜の翌朝に起きた大地震後に、借金返済を強いていた伯父を殺害してしまった水原雅也。ふと辺りを見回すとそこには見知らぬ女性が…。その女性は「新海美冬」と名乗っていた。不思議な事に美冬は黙秘し、雅也と共存するように助け合うことになる。
だが、彼らの出会いを境に何人もの男が運命を狂わせていく。まるで目まぐるしく変わる東京の街のように。