平泉バイパス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
平泉バイパス(ひらいずみバイパス)は、国道4号のバイパス道路である。
目次 |
[編集] 概要
平泉町内を通る国道4号は片側1車線で歩道が狭く、特に春と秋の藤原まつり開催時は交通規制が行われるため大渋滞が起きる。このため迂回路として1981年から整備が進められ、1999年に南半分を暫定2車線で供用開始している(交差する道路の高舘橋も架け替え)。
北半分は柳之御所遺跡の世界遺産登録に伴う調査のためルート変更を余儀なくされ、北上川ギリギリに沿う形となった(川の筋も同時に一部変更)。2007年度に2車線供用(暫定)予定だったが、2008年4月現在未供用のままであり、2008年度にずれ込む予定。この延期について、国土交通省側は大雨等による工事の遅れと予算不足が原因と説明しているが、一部には民主党がガソリン税の暫定税率廃止を訴えていることに対する意趣返しとして国交省側が小沢一郎代表の中選挙区時代の地元での工事をストップさせているとする見方もある(『国交省、小沢王国に嫌がらせ? 謎の「国道完成延期」』夕刊フジ2008年4月9日)。
- 起点:西磐井郡平泉町平泉字高田(一関バイパス及び県道260号一関平泉線との交点)
- 終点:奥州市衣川区字森下(東北自動車道平泉前沢インター南口、県道37号花巻衣川線との交点)
- 延長:5.8km
- 規格:第3種第1級
- 幅員
※なお衣川及び北上川水害対策堤防及び一関遊水池整備事業の一環として、当バイパスでない現道の国道4号衣川橋がかさ上げした新橋に架け替えられ、2007年10月21日8時に供用を開始した(旧橋は堤防整備に際して撤去)。同時に東北本線の衣川鉄橋も架け替え工事が行われており、2008年4月下旬頃に新橋へ切り替わる予定。
[編集] 交差する道路など
施設名 | 接続路線など | 車線数 (供用/計画) |
最高速度 (km/h) |
---|---|---|---|
国道4号 栗原・一関方面へ直通 | |||
佐野 | 岩手県道260号一関平泉線 国道4号(北上・水沢方面) |
2/4 | |
平泉南跨線橋 | 東北本線 | ||
新太田川橋 | 太田川 | ||
新高舘橋西十字路 | 岩手県道206号相川平泉線 | ||
0/4 | - | ||
(新衣川橋) | (衣川) | ||
(平泉北跨線橋) | (東北本線) | ||
(岩手県道237号長坂束稲前沢線) | |||
(国道4号) | |||
国道4号 北上・水沢方面へ直通 |
[編集] 交通量
国土交通省道路局平成17年度道路交通センサスより
平日24時間交通量(台)
- 西磐井郡平泉町祇園:20,486