川辺郡 (兵庫県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

日本 > 兵庫県 > 川辺郡

川辺郡（かわべぐん）は、兵庫県の郡である。

人口31,493人、面積90.41km²、人口密度348人/km²。（2008年5月1日、推計人口）

以下の1町のみで構成される。

• 猪名川町（いながわちょう）

郡域は現在の範囲に加え、川西市、宝塚市、伊丹市、尼崎市、三田市を含んでいた。このうち、尼崎市、三田市を除く3市1町は「阪神北部広域行政推進協議会」がおかれてお互いに行政上の交流をはかっている。

[編集] 沿革

• 1889年4月1日 - 町村制施行。（2町14村）
  • 伊丹町・神津村・稲野村 （伊丹市）
  • 尼崎町・園田村・小田村・立花村 （尼崎市）
  • 小浜村・長尾村・西谷村 （宝塚市）
  • 川西村・多田村・東谷村 （川西市）
  • 中谷村・六瀬村 （猪名川町）
  • 高平村 （三田市）
• 1896年4月1日 - 高平村が有馬郡に移った。（2町13村）
• 1916年4月1日 - 尼崎町が市制施行して尼崎市となり郡より離脱。（1町13村）
• 1925年10月1日 - 川西村が町制施行して川西町となった。（2町12村）
• 1936年4月1日 - 小田村が尼崎市と合併し、尼崎市が発足、郡より離脱。（2町11村）
• 1940年11月10日 - 伊丹町・稲野村が合併し、伊丹市が発足、郡より離脱。（1町10村）
• 1942年2月11日 - 立花村が尼崎市に編入された。（1町9村）
• 1947年3月1日（1町7村）
  • 神津村が伊丹市に編入された。
  • 園田村が尼崎市に編入された。
• 1951年3月15日 - 小浜村が町制施行改称して宝塚町となった。（2町6村）
• 1954年4月1日 - 宝塚町が武庫郡良元村と合併し、宝塚市が発足、郡より離脱。（1町6村）
• 1954年8月1日 - 川西町・多田村・東谷村が合併し、川西市が発足、郡より離脱。（4村）
• 1955年3月10日 - 長尾村が宝塚市に編入された。（3村）
• 1955年3月14日 - 西谷村が宝塚市に編入された。（2村）
• 1955年4月1日 - 宝塚市に一時的に編入されていた長尾村の南部が伊丹市に編入。
• 1955年4月10日 - 中谷村と六瀬村が合併し、猪名川町が発足。（1町）
• 1969年8月1日 - 川西市と猪名川町の間で境界変更。

[編集] 郡内自治体変遷

明治22年以前	明治22年4月1日	明治22年 - 大正15年	昭和1年 - 昭和24年	昭和25年 - 昭和29年		昭和30年 - 昭和64年	平成1年 - 現在	現在
	中谷村	中谷村	中谷村	中谷村		昭和30年4月10日 猪名川町	猪名川町	猪名川町
	六瀬村	六瀬村	六瀬村	六瀬村
	川西村	大正14年10月1日 町制	川西町	昭和29年8月1日 川西市		川西市	川西市	川西市
	多田村	多田村	多田村
	東谷村	東谷村	東谷村
	伊丹町	伊丹町	昭和15年11月10日 伊丹市	伊丹市		伊丹市	伊丹市	伊丹市
	稲野村	稲野村
	神津村	神津村	昭和22年3月1日 伊丹市に編入
荒牧村	長尾村	長尾村	長尾村	長尾村		昭和30年3月10日 宝塚市に編入 昭和30年4月1日 一部を伊丹市に編入
荻野村
鴻池村
中筋村							宝塚市	宝塚市
中山寺村
平井村
山本村
武庫郡 川面村	小浜村	小浜村	小浜村	昭和26年3月15日 町制改称 宝塚町	昭和29年4月1日 宝塚市の一部	宝塚市
武庫郡 美佐村
安倉村
小浜町
米谷村
大原野村	西谷村	西谷村	西谷村	西谷村		昭和30年3月14日 宝塚市に編入
上佐利村
切畑村
境町村
下佐利村
玉瀬村
波豆村
長谷村
	尼崎町	大正5年4月1日 市制	昭和11年4月1日 尼崎市	尼崎市		尼崎市	尼崎市	尼崎市
	小田村	小田村
	立花村	立花村	昭和17年2月11日 尼崎市に編入
	園田村	園田村	昭和22年3月1日 尼崎市に編入
	高平村	明治29年4月1日 有馬郡						三田市

---

令制国一覧 > 畿内 > 摂津国 > 河辺郡

河辺郡（かわべぐん）は、摂津国の郡。猪名川と武庫川に挟まれた地域。

[編集] 関連項目

• 河辺郡
• 川辺郡 (鹿児島県)