川西清兵衛
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
川西 清兵衛(かわにし せいべえ、慶応元年7月18日(1865年9月7日) - 昭和22年(1947年)11月19日)は、日本の実業家。川西財閥の創業者。
[編集] 人物
慶応元年(1865年)大坂で生まれる。明治29年(1896年)神戸の実業家27人を発起人として日本毛織を創立。明治32年(1899年)加古川沿岸に工場を建設して毛布製造をはじめる。戦時景気で軍用毛布等の売上が伸び巨利を得た。明治40年(1907年)兵庫電気軌道(山陽電気鉄道の前身)を創業し、神戸と明石、姫路を結ぶ電気鉄道を開業。大正2年(1913年)日本毛糸紡績会社を設立、大正7年(1918年)日本毛織と合併。昭和毛糸紡績、共立モスリン、山陽皮革、神戸生糸など多数の関連企業を設立し、川西財閥を形成する。また、昭和6年(1931年)中島知久平と航空機製造を開始し、昭和9年(1934年)川西機械製作所を創業。後に飛行機部を川西航空機として設立した。日本羊毛工業会会長、神戸商工会議所会頭をつとめた。