岡部町 (埼玉県)
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岡部町 (おかべまち) は、埼玉県北西部にあった、大里郡の人口 約1万9千の町。2006年1月1日に深谷市、花園町、川本町と合併し、深谷市となった。
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[編集] 地理
町の北部を東西に国道17号が走り、四拾坂下交差点で旧道と深谷バイパスが合流する。ほぼ平行してその南にJR高崎線が敷かれ、岡部駅を中心に市街地が形成される。また、それらと平行して、町の中央を上越新幹線が素通りし、隣接する本庄市に近年、上越新幹線の本庄早稲田駅が開業した。町の南西の端を関越自動車道がかすめ、この場所に寄居パーキングエリアが置かれている。
[編集] 隣接する自治体
[編集] 歴史
- 1649年(慶安2年) 安部信盛が岡部藩を立藩した。陣屋遺構として長屋門と西島町に地方(じかた)通用門が移築されている。
- 1889年(明治22年)4月1日 町村制施行により榛沢郡岡部村,榛澤村,本郷村が成立。
- 1896年(明治29年)3月29日 榛沢郡が幡羅郡,男衾郡とともに大里郡へ編入される。
- 1955年(昭和30年)1月 それまでの岡部村と、同じ大里郡内の榛澤村、本郷村とが合併し岡部村を新設する。
- 1968年(昭和43年)12月 町制施行し岡部町となる。
- 2006年(平成18年)1月1日 深谷市、大里郡花園町、川本町と合併し深谷市を新設する。
[編集] 行政
- 町長: 神尾髙善
[編集] 産業
農業が盛んである。
また、畜産もさかんである。地元で「岡部臭」と呼ばれる鶏ふんのニオイは、針ヶ谷地区の「愛鶏園」が主な発生源となっている。ここには単なる養鶏のほかに、他地区の系列施設から鶏ふんを集めて処理する施設があり、一般的な畜産施設とは比べ物にならない悪臭がもはや公害と呼べるレベルに達している。
[編集] 文化
毎年10月中旬頃、町を挙げて「コスモス祭」を開催している。 2004年は10月23日の中越地震と同じ日に開催され、地震直後の18時頃からまだ余震も続く中で花火大会が行われた。大会に関わった岡部町役場職員たちは、地震情報のチェック等を一切行っておらず、テレビやラジオが地震のニュースで持ちきりの中「危険だという情報がなかったので安全と判断した」「大地震の発生自体を知らなかった」といい、災害対策が全くとられていなかったことが明らかになった。
[編集] 教育
- 埼玉工業大学
- 岡部町立岡部中学校
- 岡部町立岡部小学校
- 岡部町立岡部西小学校
- 岡部町立榛沢小学校
- 岡部町立本郷小学校
[編集] 交通
[編集] 鉄道
[編集] 道路
[編集] 国道
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- Okabe town (公式サイト)