山猫は眠らない
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山猫は眠らない Sniper |
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監督 | ルイス・ロッサ |
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製作総指揮 | ワロン・グリーン 他 |
製作 | ロバート・L・ローゼン |
脚本 | マイケル・フロスト・ベックナー クラッシュ・レイランド |
出演者 | トム・べレンジャー |
音楽 | ゲイリー・チャン |
撮影 | ビル・バトラー |
編集 | M・スコット・スミス |
配給 | ヘラルド |
公開 | 1993年1月 1993年5月 |
上映時間 | 98分 |
製作国 | アメリカ |
言語 | 英語 |
興行収入 | $19,000,000 |
allcinema | |
IMDb | |
山猫は眠らない(原題"Sniper")は1993年公開のアメリカのアクション映画。トム・ベレンジャーとビリー・ゼインがパナマで暗殺任務にあたるアメリカ軍の狙撃兵を演ずる。
目次 |
[編集] キャスト
[編集] 概要
トーマス・ベケットはアメリカ海兵隊の経験豊富な狙撃兵であり、任務の中で相棒の観測手を何人も失った後、パナマ人の麻薬王を消し去るため、彼は自分とは対照的に経験の浅いリチャード・ミラーと組むことになる。ミラーはSWATの狙撃手で、射撃の腕は非常に良いが、戦闘の経験はなく実際に人を射殺したこともない。映画は狙撃の任務そのものだけではなく、二人の関係と、彼らが持つ異なった背景から生まれる任務に挑む姿勢の違いにも焦点を当てている。なお、第一作劇中で二人が使う銃は、ベケットがM700改M40風、ミラーがSR9TC改MSG90風である。
[編集] 続編
『山猫は眠らない』シリーズはトーマス・ベケット曹長(ベレンジャー)を主人公としたシリーズ作品であり、第一作は1992年(日本公開は1993年5月)に公開された。
第一作公開から11年を経て第二作『山猫は眠らない~狙撃手の掟~』(原題Sniper2)が2002年に公開される。第一作で重傷を負ったベケットの利き指(右手人差し指)はストーリーを踏襲して回復しておらず、トリガーを右手中指で引いている。既に現役を退いているベケットに、セルビアでの暗殺ミッションが依頼されるというストーリーとなっている。これで終わりかと思われていた同シリーズだったが、翌々年2004年には『山猫は眠らない~決別の照準~』が製作され、米国ではDVDリリース、日本では劇場公開された。第二作では退役していたベケットは軍籍に復帰しトレーナーとなっていたが、ベトナムでの麻薬王暗殺ミッションに参加、ターゲットがかつての恩人であったこともあり、狙撃に失敗。このシーンではコアなファンから「ベケットが外した!」と驚きの声を以って迎えられた。本3作目をもって同シリーズは一応の完結を迎えた模様で、現時点で第4作の予定は無い。
[編集] トーマス・ベケットのモデル
トーマス・ベケットのモデルは“ベトナム戦争の英雄”カルロス・ハスコックだったと、『山猫は眠らない~決別の照準~』DVD収録のメイキングにてベケット役のトム・ベレンジャー自身が語っている。