山内進
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山内進(やまうち すすむ、1949年 - )は、日本の法学者。一橋大学教授。専門は、法制史、西洋中世法史、法文化史。法学博士(一橋大学、1987年)。北海道小樽市出身。
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[編集] 来歴・人物
1972年一橋大学法学部卒業、1974年一橋大学大学院法学研究科修士課程修了、1977年一橋大学大学院法学研究科博士課程修了。成城大学法学部教授、一橋大学法学部教授、同大法学部長、一橋大学理事(専任)副学長(社会連携・財務担当)等を歴任。
他に『決闘裁判』『十字軍の思想』など。
『掠奪の法観念史』と『北の十字軍』は西尾幹二の『国民の歴史』において数ページにわたり引用されているが、西尾とは面識があるわけではない。
2004年、21世紀COEプログラム「ヨーロッパの革新的研究拠点」拠点リーダー就任。
2007年如水会有志による「石原慎太郎東京都知事、激励と懇親の会」に出席。
[編集] 受賞歴
『北の十字軍』でサントリー学芸賞受賞
[編集] 家族・血縁
山内昌之(歴史学者、東京大教授)は兄。
[編集] 著書
[編集] 単著
- 『新ストア主義の国家哲学――ユストゥス・リプシウスと初期近代ヨーロッパ』(千倉書房、1985年)
- 『掠奪の法観念史――中・近世ヨーロッパの人・戦争・法』(東京大学出版会、1993年)
- 『北の十字軍――「ヨーロッパ」の北方拡大』(講談社、1997年)
- 『決闘裁判――ヨーロッパ法精神の原風景』(講談社[講談社現代新書]、2000年)
- 『十字軍の思想』(筑摩書房[ちくま新書]、2003年)
[編集] 編著
- 『混沌のなかの所有』(国際書院、2000年)
- 『「正しい戦争」という思想』(勁草書房、2006年)
- 『フロンティアのヨーロッパ』(国際書院, 2008年)