少女フレンド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウィキポータル |
漫画作品 |
日本の漫画作品 |
漫画家 |
日本の漫画家 |
漫画原作者 |
漫画雑誌 |
カテゴリ |
漫画作品 |
漫画 - 漫画家 |
プロジェクト |
漫画作品 - 漫画家 |
「少女フレンド」(しょうじょフレンド)は、かつて存在した漫画雑誌。講談社から発行されていた。
[編集] 概要
1962年、週刊誌として誕生。「少女クラブ」と「なかよし」で培われた少女向け雑誌作りのノウハウと、「週刊少年マガジン」で得た週刊誌作りの経験を生かしたものだった。また、「少女クラブ」の後継誌という役割も担っていた。
しかし1年後に「マーガレット」(集英社)という競合誌が誕生、激しい競争を繰り広げることになる。1970年には「少女コミック」(小学館)も週刊誌化(少女コミック自体は1968年に創刊)され、競争はさらに激化した。
こうした状況の中で、『はいからさんが通る』(大和和紀)や『生徒諸君!』(庄司陽子)などといった傑作を生み出していったが、雑誌の勢いそのものは徐々に低下していった。1974年に週刊から月2回刊に、さらに1991年には月刊誌に格下げとなった。そして1996年10月号をもって事実上廃刊に追い込まれた。この「なかよし」、「りぼん」(集英社)に次ぐ少女漫画誌の名門の廃刊には多くの人が驚き、テレビのニュース番組でも取り上げられた。
[編集] 廃刊後の動き
「少女フレンド」廃刊前の1996年7月、「Kiss」増刊号として「デザート」が発行されたが、執筆陣の多くは「少女フレンド」所属の若手漫画家であり、実質的な後継誌はこの「デザート」となった。「少女フレンド」の廃刊後、この「デザート」は数か月に1回ごとに発行され、1997年9月号より月刊誌として新創刊された。
なお、増刊枠の「ザ・フレンド」は、本誌の廃刊後も残っていたが、1999年、「デザート」の増刊枠である「ザ・デザート」に吸収される形で消滅した。
関連雑誌の「別冊フレンド」は2007年末現在も現存している。