小笠原長清
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小笠原 長清（おがさわら ながきよ、応保2年3月5日（1162年4月20日） - 仁治3年7月15日（1242年8月12日））は、平安時代から鎌倉時代の武士。旧姓加賀美、幼名豊松丸、通称次郎。加賀美遠光の次男で、母は和田義盛の娘。妻は上総広常の娘。兄は秋山光朝、弟に南部光行、加賀美光経ら。子に小笠原長経、小笠原長房。
高倉天皇に滝口の武士として仕えた父・加賀美遠光の所領のうち、甲斐国北巨摩郡または中巨摩郡の小笠原郷を相続して、元服の折に高倉天皇より小笠原の姓を賜ったとされる。弓馬術礼法小笠原流の祖であり、信濃守護家小笠原氏の祖。
源頼朝挙兵時は、兄・秋山光朝とともに京都で平知盛の被官であったとされ、母の病気を理由に帰国を願い出て許され、源頼朝の下に参じたと伝えられる。治承・寿永の乱において戦功を重ね、父と同じ信濃守に任じられる。また武田信光・海野幸氏・望月重隆と並んで「弓馬四天王」と称されて、26才のときに源頼朝の糾法（弓馬術礼法）師範となるなど、鎌倉幕府の御家人としての小笠原氏の基礎を築いた。
頼朝の没後、子の長経が比企氏と北条氏との対立に関係し処罰されたため一時小笠原氏は没落するが、承久の乱で東山道の大将軍の一人として「七ケ国管領」となり功績を挙げ、承久3年（1221年）に阿波国守護となる。
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