宿毛観光汽船
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宿毛観光汽船(すくもかんこうきせん)は、かつて高知県宿毛市の宿毛港(片島岸壁)と大分県佐伯市の佐伯港を結ぶ航路を持っていた海運会社。2004年1月26日に自己破産申請し、破産宣告を受け倒産。現在は宿毛フェリーが航路を引き継ぐ形で運航している。
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[編集] 歴史
- 1968年 宿毛観光汽船創設。
- 1971年 宿毛-佐伯航路の運航開始。
- 1974年 年間旅客数が28万7000人を記録。この年が年間旅客数トップとなる。
- 1985年 老朽化した1,000トン型フェリー「あしずり」に代えて、1,000トン型フェリー「ニューあしずり」を建造し同航路に就航。
- 1992年 老朽化した1,000トン型フェリー「さいき」に代えて、1,500トン型フェリー「しまんと」を建造し同航路に就航。しかし、他航路への対抗と乗客流出を防ぐための船舶の大型化によって徐々に経営が圧迫されていく。
- 1994年 この年以降、毎年赤字が増大していき、年々業績が悪化していく。
- 2002年 年間旅客数が14万5000人にまで落ち込み、旅客数ピーク時の半分を記録。宿毛市が同社の金融機関からの借入金に対して損失補償を行う。
- 2004年 高知地方裁判所中村支部に自己破産を申請。破産宣告を受けて36年間の歴史に幕を下ろす。
[編集] 所有していた船舶
- ニューあしずり(宿毛フェリーに売却し、現在も運航中)
- しまんと
- さいき
- あしずり
[編集] 航路
宿毛港(片島岸壁) - 佐伯港(1日7往復、所要時間2時間30分~3時間)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
株式会社 宿毛フェリー 宿毛観光汽船の後を引き継ぐ形で2004年12月15日より運航開始。