宮中祭祀
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宮中祭祀 |
四方拝 |
歳旦祭 |
元始祭 |
先帝祭 |
先帝以前三代の例祭 |
<紀元節祭> |
祈年祭 |
春季皇霊祭・春季神殿祭 |
神武天皇祭・皇霊殿御神楽 |
皇妣たる皇后の例祭 |
先后の例祭 |
節折・大祓 |
先帝以前三代の例祭 |
秋季皇霊祭・秋季神殿祭 |
神嘗祭 |
鎮魂祭 |
招魂祭 |
新嘗祭(大嘗祭) |
賢所御神楽 |
天長祭<天長節祭> |
先帝以前三代の例祭 |
節折・大祓 |
(式年祭・旬祭) |
宮中祭祀(きゅうちゅうさいし)は天皇家がおこなう祭祀。日本国憲法、法律に根拠はなく、いわば天皇家が私的におこなうものとされる。それは日本国憲法第20条の謳う政教分離に沿ったものである。当然大日本帝国憲法下の国家神道のもとでは皇室令による皇室祭祀令による法的根拠があった。
伝統的に天皇家では「先(ま)ず神事」とされ、あらゆる皇室の活動の中では最優先でなされる。とともにたとえ私的な活動ではあってもあくまで国家と国民の安寧と繁栄を祈ることを目的になされている。
なお、現行制度の上では天皇家の私的な活動であるため祭祀にかかる経済的負担はすべて内廷費によって処理される。
[編集] 主な祭儀一覧
- 1月1日 四方拝(しほうはい)、歳旦祭(さいたんさい)
- 1月3日 元始祭(げんしさい)
- 1月4日 奏事始(そうじはじめ)
- 1月7日 昭和天皇祭(しょうわてんのうさい)
- 1月30日 孝明天皇例祭(こうめいてんのうれいさい)
- 2月17日 祈年祭(きねんさい)
- 春分の日 春季皇霊祭(しゅんきこうれいさい)、 春分の日春季神殿祭(しゅんきしんでんさい)
- 4月3日 神武天皇祭(じんむてんのうさい)、皇霊殿御神楽(こうれいでんみかぐら)
- 6月30日 節折(よおり) 、大祓(おおはらい)
- 7月30日 明治天皇例祭(めいじてんのうれいさい)
- 秋分の日 秋季皇霊祭(しゅうきこうれいさい)、秋季神殿祭(しゅうきしんでんさい)
- 10月17日 神嘗祭(かんなめさい)
- 11月23日 新嘗祭(にいなめさい)
- 12月中旬 賢所御神楽(かしこどころみかぐら)
- 12月23日 天長祭(てんちょうさい)
- 12月25日 大正天皇例祭(たいしょうてんのうれいさい)
- 12月31日 節折(よおり)、大祓(おおはらい)
- 毎月1、11、21日 旬祭(しゅんさい)
- 毎日 毎朝御代拝(まいちょうごだいはい)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 宮中のご公務など 宮内庁公式ページの宮中祭祀についての説明
- 平田久編『宮中儀式略』民友社、1904年。