宝徳竜太
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宝徳竜太は、椎名高志の漫画の登場人物。
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[編集] 人物
作品によって性格が異なっているが、デザインなどは同一のものとなっている(スター・システムでの出演)。
[編集] 「乱破S.S.」での宝徳竜太
「乱破S.S.」では、ヤクザではあるが、伊能せいこうが蹴った消火器で車を破壊されても、笑いながら許してくれるという心の広さを持つ。
その人相に怯えた伊能の「殺される」を聞き取った妖岩と氷雅によって、ボコボコにされた上に、車も大破されてしまい、逮捕される。事件は、伊能の名前も妖岩と氷雅の名前も出ず、ヤクザ宝徳竜太が、車で暴走したあげくに事故を起こしたと報道されていた。事故だけであったため、すぐに檻の外へ出ることができたものの、その頃、ちょうど、伊能と妖岩が犬を拾っており、香山の家で飼わせるために試行錯誤していた。
弟分に、もうヤクザを抜けることまで語っていたものの、氷雅の忍術によって、香山の家へ強盗に入ってしまう。犬(を操る氷雅)と犬を追ってきた妖岩によって倒され、再逮捕となっている。
[編集] 「ULTRAMAN ネクサス」での宝徳竜太
「ULTRAMAN ネクサス」では、ウルトライレブンとネクサスの死闘が終わった頃に登場。ウルトライレブンのカラータイマーを改造させた黒幕。去っていく際、山邑理子の蹴った消火器で車を破壊され、笑いながら許したかと思えば、そのまま研究所に連れて行くという極悪な面を見せる。
某国の研究所の所長であり、地球防衛軍の装備などもこの研究所がまかなっている。研究所では、「バルタン星人とメトロン星人の融合」や「人造メフィラス星人の製造」や「ジュダという怪獣の強化改造」、そして、「ダークファウストの復活」なども密かに行われていたようであり、和倉の調査により明らかにされている。
連れさらった山邑理子を、ケムール人へ改造し、人造ゼットン星人製造のための材料としようとするが、ウルトライレブンの捨て身の攻撃により阻止されてしまう。その正体はヤプール人であり、ダークファウストやなど、この世界に闇を集めることで、ガタノゾーアという邪神の復活を計画していた。
ヤプール人は、ネクサスに追い込まれるも、バルタン星人とメトロン星人の融合を行っていた施設に飛び込み、自らを素体として強力な力とともに復活をはたす(その際、自らを「究極の魔体」と言う、同一作者による『GS美神 極楽大作戦!!』とのセルフパロディが見られた)。
一度はネクサスを圧倒するも、ウルトライレブンや超古代から眠る光の巨人の力を得たネクサスの前に滅び去る。
[編集] 余談
「乱破S.S.」が初掲載された1990年の前年となる1989年に、大嶋組系の組員とされる宝徳竜一が逮捕されているため、そのパロディである可能性が高い。
デザインのみであれば、『GS美神 極楽大作戦!!』にて横島に絡んだチンピラなどでも同じ様なデザインが使われているが、このチンピラの名前などは不明であるため、この記事には記載していない。