定期運送用操縦士
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
定期運送用操縦士(ていきうんそうようそうじゅうし)は、航空従事者国家資格のうちの1つ。国土交通省管轄。
飛行機と回転翼航空機と飛行船に分かれ、それぞれ、陸上単発ピストン、陸上単発タービン、陸上多発ピストン、陸上多発タービン、水上単発ピストン、水上単発タービン、水上多発ピストン、水上多発タービンの種別になっている。
国家試験は年3回実施される(実施は国土交通省)。試験には21歳以上の年齢制限のほか、一定の飛行経歴が必要になる。飛行経歴については航空従事者を参照のこと。資格取得に必要な身体的条件(健康状態)は自家用操縦士に比べて基準が高く、現役のパイロットであってもクリアし「航空身体検査証明」を取得出来なければ操縦をすることができなくなる。
取得者の進路としては
- 国内線・国際線のパイロット
- 自衛隊のパイロット
がある。
[編集] 試験科目
- 学科
- 航空工学
- 航空気象
- 空中航法
- 航空通信
- 航空法規
- 実技
- 運航知識
- 点検作業
- 飛行場等の運航
- 離陸・着陸、緊急時操作・連携、連絡
- 総合能力等