安中宿
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安中宿(あんなかしゅく)とは、中山道六十九次のうち江戸から数えて15番目の宿場。
場所は現在の群馬県安中市、JR東日本安中駅の真西方向、碓氷川と九十九川に挟まれた台地上に安中宿があった。また、駅北東側・碓氷川南岸にも安中中宿と呼ばれる宿場町が存在していた。
[編集] 最寄り駅
[編集] 史跡・みどころ
- 旧碓氷郡役所
- 安中教会
- 日本基督教団の教会。教会としての設立は1878年。キリスト教会としては群馬県初のもの。設立者は新島襄。教会堂・旧牧師館・旧柏木書斎・旧ベーケン邸の4棟が文化庁登録文化財。教会堂は新島襄没後30年記念として1919年に建てられた石造のもので、正式名称は「新島襄記念会堂」という。
- 安中藩奉行役宅
- 旧猪狩家住宅。安中藩の幕末期における奉行であった猪狩家より寄付を受け、安中市が文化財として保全管理を行っている。一般公開されている。
- 安中藩武家長屋
- 安中藩の家臣が居住していた長屋(社宅みたいなもの)。安中藩奉行役宅の並びにあり、一般公開されている。
- 有田屋
- 便覧舎址
- 有田屋の向かいに石碑が残る。日本最初期の図書館のひとつ。
- 新島襄旧宅
- 新島襄は安中藩士の家に生まれている。旧宅は市街地西端近くに残されており、新島襄記念館として一般公開されている。もっとも、新島襄はほとんどこの家に落ち着いてすごした時期はなかった模様。
[編集] 隣の宿
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