子守歌 (ガーシュウィン)
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子守歌は、アメリカの作曲家ジョージ・ガーシュウィンが1919年に作曲した弦楽四重奏のための作品。単に「ララバイ」(Lullaby)と表記されることもある。
[編集] 概要
この作品は、1919年にアル・ジョンソンが歌った歌曲「スワニー」の大ヒットで注目され、この「子守歌」も同じ年に作曲された。
作曲の経緯についてはあまり定かではないが、生前はこの作品は出版されなかったが、ガーシュウィンの死後30年余りを経て、1968年にようやく出版された。作詞家として弟ジョージと共に多くのヒット曲を世に送り出した兄のアイラ・ガーシュウィンは「他の有名な作品と同列には扱えないでしょうが、私はこのチャーミングで慈しみを持った音楽が大好きです」というコメントを残している。つまりガーシュウィンの“隠れた逸品”ということである。ガーシュウィンの作品で2曲しかない室内楽曲だが、希に演奏されることもしばしばあり、この曲のCDで録音も存在する。
なお、この曲は元来弦楽四重奏のために書かれているが、弦楽合奏で演奏されることもある。演奏時間は約7分である。