女木島
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女木島 | |
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座標 | 北緯34度23分 東経134度02分 |
面積 | 2.6km² |
海岸線長 | 8.9km |
最高標高 | 216.3m |
所在海域 | 備讃瀬戸(瀬戸内海) |
所属国・地域 | 日本(香川県) |
女木島(めぎじま)は、瀬戸内海にある島。直島諸島に含まれ、香川県高松市女木町に属する。
目次 |
[編集] 概要
高松港の沖合約4キロメートルの地点に位置する。面積は2.6平方キロメートル、海岸線は8.9キロメートル、最高点は216メートルである。200人強が住む。南北に細長い形である。鬼ヶ島伝説や海水浴などで観光客を集める。女木島は、本州に酷似していることから香川県の本州等とも考えられる。
[編集] 島名由来
いくつかの説がある。
- 那須与一が射落とした扇の一部が流れ着いたことから「メギ」という名がついた(このあたりでは「壊れる」ことを「めげる」と言う)。
- 北隣にある男木島と合わせて、2つの島を男女に見立ててオギの「オ」に対応するものとしてメギの「メ」がついた。
- 「ギ」は、木の多い「木島」、防御地を意味する「城島」と考えられる。
- 「紀」と呼ばれる出雲系種族が住みついた。
- 『古事記』にまつわる「姪姫(玉依姫)」から名づけた。
[編集] 地質
[編集] アクセス
- 高松港から雌雄島海運フェリーが1日6往復(冬季は5往復)。最終便が非常に早い(2007年5月現在、高松発18:10・女木発17:20)ので注意。
- 鬼ヶ島伝説で知られる洞窟へは鬼ヶ島観光自動車のバスがフェリー到着時刻にあわせて出ている。なお、冬季は運休。
[編集] その他
- 1956年(昭和31年)、女木島の属する雌雄島村が高松市に編入される。同年、簡易水道が完成する。現在では1998年(平成10年)に完成した海底移水管による四国本島からの給水である。
- 島内の学校は女木小学校のみで、同校は2007年現在休校中。現在は中学校はなく(1958年に閉校)、海路で城内中学校へ通うことになる。
[編集] 参考文献
- 「角川日本地名大辞典」編集委員会編著 『角川日本地名大辞典37香川県』 角川書店、1985年