奥尻大成テレビ中継局
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
奥尻大成テレビ中継局（おくしりたいせいてれびちゅうけいきょく）は、北海道久遠郡せたな町大成区貝取澗にあるアナログテレビ中継局である。
目次 |
[編集] 概要
- せたな町大成区貝取潤の穴潤山に設置されている。
- アナログ中継波は、江差中継局からのエア受けで、函館送信所から数えて3段目である。
- 尚、ここでは2008年内に開局する地上デジタル放送についてもあわせて記述する。
- 又、当テレビ中継局の置局住所及び当テレビ中継局に併設されているFM放送中継局については、該当項を参照。
- 江差中継局エリアであっても、UHFアンテナ1本のみ（江差局はVHFが垂直偏波・UHFは水平偏波／アンテナ2本必要）で受信できることから、当局を受信する世帯も多い。
- アナログ波は、札幌エリア以外の北海道各地域と同様にNHKのみ音声多重放送を実施しているが、NHK（G／E）テレビのステレオ放送開始時（昭和６２年頃？）は、ノイズがひどく音質も劣悪な状態であった。（最近は音質向上・改善）
- 各局とも（北海道テレビ放送(HTB)・北海道文化放送(UHB)・テレビ北海道(TVh)が卓越。中継波の受信先の江差局は各局ともUHF）西方向からの暴風波浪時にゴーストや瞬間的な電波停止が発生することが多い。（ゴーストは海上伝播による電波の乱反射などの影響。瞬間的な電波停止は江差局のエア受けによるダイバーシティ受信によるアンテナ切替の影響。）
- TVhの中継波は、常時軽～中度のゴースト画像。
- 北海道放送(HBC)も、季節を問わずに虹状のノイズがに左から右に流れる現象が発生する場合があり、発生した場合、見るに耐えかねるような画像になる。（中継波を見続けると、車酔いと同じ状況になることがある。）ノイズがひどい場合はカラー位相が壊れて白黒画像になることもある。
- そのため、次の4段目中継である北桧山テレビ中継局にも受信障害が発生する。
[編集] 中継局送信施設概要
[編集] アナログ中継局
| 放送局名 | チャンネル | 空中線電力 | ERP | 放送対象地域 | 放送区域内世帯数 |
|---|---|---|---|---|---|
| NHK函館総合 | 51 | 映像100W /音声25W |
映像1.55kW /音声390W |
道南圏（渡島・檜山） | 約6100世帯 |
| NHK函館教育 | 49 | 全国放送 | |||
| HBC北海道放送 | 53 | 北海道 | |||
| STV札幌テレビ | 55 | 映像1.5kW /音声380W |
|||
| HTB北海道テレビ | 57 | 映像1kW /音声250W |
|||
| UHB北海道文化放送 | 59 | 映像980W /音声240W |
|||
| TVhテレビ北海道 | 61 | 映像1kW /音声250W |
[編集] デジタル中継局
| 放送局名 | コールサインまたは呼出名称 | 物理チャンネル | リモコンキーID | 空中線電力 | ERP | 放送対象地域 | 放送区域内世帯数 | 放送開始日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| NHK函館総合テレビ | JOVK-DTV | 18 | 3 | 10W | - | 道南圏（渡島・檜山） | - | 2008年12月 |
| NHK函館教育テレビ | JOVB-DTV | 14 | 2 | 全国放送 | ||||
| HBC北海道放送 | HBC函館DTV | 15 | 1 | 北海道 | ||||
| STV札幌テレビ放送 | STV函館DTV | 17 | 5 | |||||
| HTB北海道テレビ放送 | HTB函館DTV | 19 | 6 | |||||
| UHB北海道文化放送 | UHB函館DTV | 41 | 8 | |||||
| TVhテレビ北海道 | TVh函館DTV | 47 | 7 |
- 2008年12月開局予定
[編集] 放送エリアについて
- アナログ放送のエリアは、久遠郡せたな町大成区・二海郡八雲町熊石地区・爾志郡乙部町・奥尻郡奥尻町の広範囲及び檜山郡江差町・檜山郡上ノ国町・松前郡松前町の各一部地域（北向きに中継所を見通せる地域）。
- UHFアンテナ1本のみで受信できることから、江差局を良好に受信できる世帯でも当局を受信する世帯も多い。（江差テレビ中継所はVHFが垂直偏波・UHFは水平偏波／アンテナ2本必要）
