天岩戸神社
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天岩戸神社 | |
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所在地 | 宮崎県西臼杵郡高千穂町大字岩戸1073-1 |
位置 | 北緯32度44分03秒 東経131度21分01秒 |
主祭神 | 天照大神 |
社格等 | 村社・別表神社 |
例祭 | (東本宮)9月22日 (西本宮)5月2日 |
主な神事 | 岩戸神楽(11月3日) |
天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)は、宮崎県西臼杵郡高千穂町にある神社である。旧社格は村社で、現在は神社本庁の別表神社。
岩戸川を挟んで東本宮と西本宮がある。東本宮は天照皇大御神、西本宮は大日孁命(おおひるめのみこと)を祀るとしているが、どちらも天照大神の別名である。西本宮は本殿を持たず、日本神話に登場する天岩屋であると伝えられる洞窟を神体とする。
[編集] 歴史
創建の由緒は不明であるが、社伝によれば瓊瓊杵尊が鎮祭したのが起源であるという。同じ高千穂町最古の神社の高千穂神社の創建が、伊勢神宮と同じ垂仁天皇の時代とされていることから、現実には、この時期に社殿が建てられたと地元の郷土史家は推定している。現在ある社殿は、弘仁年間(810年 - 824年)に大神惟基によって再興された。
[編集] 天安河原
当社から岩戸川を500mほど遡った所の河原は「天安河原(あまのやすかわら)」と呼ばれ、岩戸隠れの際に八百万の神々が集まって相談した場所と伝えられる。河原の中央部にある洞窟・仰慕窟には天安河原宮があり、思兼神を主祭神として八百萬神が祀られている。