大阪圭吉
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大阪圭吉（おおさか けいきち、1912年（明治45年）3月20日 - 1945年（昭和20年）7月2日）は愛知県出身の推理作家、小説家。本名は鈴木福太郎。
目次 |
[編集] 概要
愛知県新城（現・新城市）の小学校から豊橋商業学校（現・愛知県立豊橋商業高等学校）に進学するも、3年で中退。その後日本大学商業学校（夜間）で学び、1931年に卒業。
甲賀三郎の推薦により、「デパートの絞刑吏」を新青年の1932年10月号に発表して作家デビュー。1936年（昭和11年）に初の単行本である『死の快走船』を発行。
その後も創作活動を続けるが、日中戦争の勃発以降、急激に戦時体制が強まる中で探偵小説の発表は次第に難しくなっていく。1943年（昭和18年）に召集される。満州からフィリピンへと転戦し、1945年（昭和20年）7月2日ルソン島にて病死。
発表された作品のほとんどは、短編である。作風は論理的で端正であり、いかにも古き良き時代の探偵小説といった印象を受ける。
[編集] 作品
- とむらい機関車
- デパートの絞刑吏
- カンカン虫殺人事件
- 白鮫号の殺人事件
- 気狂い機関車
- 石塀幽霊
- あやつり裁判
- 雪解
- 坑鬼
以上、「とむらい機関車」（創元推理文庫）に収録
- 三狂人
- 銀座幽霊
- 寒の夜晴れ
- 燈台鬼
- 動かぬ鯨群
- 花束の虫
- 闖入者
- 白妖
- 大百貨注文者
- 人間燈台
- 幽霊妻
以上、「銀座幽霊」（創元推理文庫）に収録
