大通寺 (長浜市)

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大通寺
ながはま御坊表参道から山門を望む
所在地	滋賀県長浜市元浜町32-9
位置	北緯35度23分0.58秒東経136度16分8.89秒
山号	無礙智山
宗派	真宗大谷派別院
本尊	阿弥陀如来
創建年	慶長7年（1602年）
開基	教如
正式名	真宗大谷派長浜別院大通寺
別称	長浜御坊
文化財	本堂、大広間、客殿（重要文化財）含山軒及び蘭亭庭園（名勝）
表・話・編・歴

大通寺（だいつうじ）は滋賀県長浜市にある仏教寺院。真宗大谷派の別院。本尊は阿弥陀如来。山号は無礙智山。正式名は真宗大谷派長浜別院大通寺、別名は長浜御坊。

[編集] 沿革

湖北の中心道場であった総坊を前身とし、慶長7年（1602年）に真宗大谷派の開祖である教如を開基として長浜城跡に創建。慶安4年（1652年）に現在地に移転した。伏見城遺構の本堂や大広間などの建築物（国の重要文化財）や、含山軒庭園と蘭亭庭園という2つの庭園（国の名勝）のほか、円山応挙や狩野山楽・狩野山雪らの障壁画など貴重な文化財を多数保有する寺院として知られる。

[編集] 文化財

名勝（国指定）

含山軒及び蘭亭庭園
- 含山軒庭園 - 江戸時代初期築造。書院含山軒の前庭で、伊吹山を借景とする観賞式枯山水庭園である。
- 蘭亭庭園 - 江戸時代築造。観賞式池泉庭園で、書院蘭亭の障壁画「蘭亭曲水の宴」の風景を現出したもの。

本堂

大広間玄関

重要文化財（国指定）

本堂（阿弥陀堂） - 江戸初期建立。入母屋造、本瓦葺き。東本願寺の堂であったものを承応年間（1652年～1654年）に移建したもので、伏見城の遺構ともいう。
大広間（附玄関） - 江戸初期建立。書院造り、本堂と同様、承応年間に東本願寺から移築したもので、伏見城の遺構ともいう。附（つけたり）指定の玄関は江戸時代中期の宝暦10年（1760年）建立。
客殿（含山軒及び蘭亭）（合1棟）
- 含山軒 - 庭園を望む一の間に狩野山楽筆の山水画、二の間に狩野山雪筆の山水画がある。
- 蘭亭 - 江戸時代の宝暦5年（1755年）建立。蘭亭曲水宴図の襖絵がある。