大小路
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大小路(おおしょうじ)は、摂津と和泉の国境となっていた道。現在は、南海本線堺駅と南海高野線堺東駅とを結ぶ堺市道大小路線。愛称は「大小路筋(-すじ)」。
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[編集] 概要
- 起点:堺市堺区戎島町4丁
- 終点:堺市堺区南瓦町
- 距離:約1.5km
[編集] 歴史
大小路は、中世の自治都市・堺を南北に分けていた道で、かつての環濠都市の中央をおおむね北東から南西方向に貫いている。室町時代には、これより北側は摂津国堺荘、南側は和泉国堺南荘で、国境にできた町「堺」を象徴する道である。大小路の南北には「湯屋(現在は熊野)町」「市之町」の地名が今も残り、かつてはこの道の付近に歓楽街や市場であったと推測される。 国境の道としての役割は、1871年9月に摂津と和泉の境を大和川に変更するまで続いた。
[編集] 現在
- 南海バスが、この道を通って堺駅~堺東駅間を結んでいる(シャトルバス)。
- 1984年から、市が「大小路シンボルロード整備事業」として、歩行者優先の道として歩道の拡幅と壁画モニュメントや噴水の整備、共同溝による電線の地中化、大小路歩道橋の架け替えなどを行った。しかし、人通りはまばらで、旧市街地の中心部に人と賑わいを取り戻すには至っていない。
- 毎年10月の第3日曜日とその前日に、堺まつりパレードが行われる。