多賀宮
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多賀宮 | |
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所在地 | 三重県伊勢市豊川町 |
位置 | 北緯34度29分7.4秒 東経136度42分13.8秒 |
主祭神 | 豊受大御神荒魂 |
社格等 | 式内社 豊受大神宮別宮 |
創建 | 804年以前 |
本殿の様式 | 神明造 |
多賀宮(たかのみや)は三重県伊勢市豊川町にある外宮(豊受大神宮)の境内別宮である。
目次 |
[編集] 概要
多賀宮は外宮正宮南方の檜尾山(ひのきおやま)にある。別宮とは「わけみや」の意味で、正宮に次ぎ尊いとされる。
丘の上の高い場所にあったことから高宮であったが、縁起のよい字を用いて多賀宮になったと考えられている。
外宮の別宮は多賀宮のほか境内に土宮(つちのみや)と風宮(かぜのみや)、境外に月夜見宮(つきよみのみや)があるが、多賀宮がもっとも古く、外宮の4別宮のうち、『止由気宮儀式帳』(804年)と『延喜式神名帳』に記載されているのは多賀宮のみである。祭神が外宮の祭神の豊受大御神の荒魂である豊受大御神荒魂(とようけのおおみかみのあらみたま)であることから、4別宮の中で最高位とされる。
正宮前の池の横の亀石を渡り、土宮と風宮の間にある石段を98段登った丘の上に多賀宮がある。亀石は高倉山の天岩戸の入り口の岩を運んだと伝えられている。
多賀宮に参拝しなくても済むように、池のほとりに多賀宮遥拝所が設けられている。
[編集] 祭神
- 豊受大御神荒魂(とようけのおおみかみのあらみたま)
[編集] 歴史
由緒は定かではないが、雄略天皇22年(478年)の外宮創祀と同時に創建されたと伝えられている。明治から『大神宮式』を基準とし高宮の表記が廃止され、多賀宮とのみ呼ばれるようになった。
多賀宮専用の忌火屋殿があったが、明治に廃止された。
[編集] 祭事
外宮正宮に準じた祭事が行なわれ、祈年祭、月次祭、神嘗祭、新嘗祭の諸祭には皇室からの幣帛(へいはく)がある。皇室の勅使は正宮に続き、外宮の別宮のうち多賀宮のみに参行する。
[編集] 社殿
多賀宮の社殿は外宮に準じ外削ぎの千木と、5本で奇数の鰹木を持つ萱葺の神明造で南面している。遷宮のための古殿地(新御敷地)は東西に隣接している。
[編集] 交通
- 最寄駅:JR参宮線・近鉄伊勢市駅から徒歩約12分。
- 最寄バス停:三重交通外宮前バス停下車徒歩約5分。
- 最寄インターチェンジ:伊勢自動車道伊勢西インターチェンジから約2km。
- 駐車場:無料駐車場がある。
[編集] 関連項目
[編集] 参考資料
- 『伊勢神宮』(桜井勝之進著、学生社、昭和44年5月20日発行)
- 『お伊勢まいり』(発行:伊勢神宮崇敬会)
- 『宇治山田市史 上巻』(宇治山田市役所編、昭和4年発行、昭和63年復刻、国書刊行会発行)
[編集] 外部リンク
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