夏島型敷設艇
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夏島型敷設艇 | |
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艦級概観 | |
艦種 | 敷設艇 |
艦名 | 島の名 |
前級 | 燕型敷設艇 |
次級 | 測天型敷設艇 |
性能諸元 | |
排水量 | 基準:475.8トン、公試:538.3トン |
全長 | 73.00m |
全幅 | 7.50m |
吃水 | 1.954m |
機関 | 艦本式混焼缶2基 直立三段膨張レシプロ2基2軸 2,300馬力 |
速力 | 19.0kt |
航続距離 | 14ktで2,500浬 |
燃料 | 重油:19トン、石炭:44トン |
乗員 | 94名 |
兵装 | 8cm単装高角砲2門 13mm単装機銃1挺 爆雷18個、一四式防戦網1組、四号大掃海具1組 (もしくは八九式機雷120個) |
夏島型敷設艇(なつしまがたふせつてい)は、日本海軍の敷設艇。同型艦2隻。猿島は準同型艦。
目次 |
[編集] 概要
前型の燕型敷設艇をタイプシップとしマル1計画により建造された敷設艇である。配置はほぼ前型と同一であるが、機雷120個の搭載を予定した。
2番艦那沙美の建造中に友鶴事件が発生し、本型も艦上のアンチ・ローリング・タンクや舷側ブルワークの撤去、艦底にバラストを搭載するなどの改装を行っている。
なお猿島は試験的にマン式ディーゼルを主機とした準同型艦で、それ以外の主要目、兵装は夏島型とほぼ同一である。本艇を夏島型3番艇とする場合もある。
大戦中は船団護衛を主な任務とし、全ての艦が戦没している。
[編集] 参考文献
- 雑誌「丸」編集部『写真 日本の軍艦 第14巻 小艦艇Ⅱ』(光人社、1990年) ISBN 4-7698-0464-4