坂口允彦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
坂口 允彦（さかぐち のぶひこ、1908年（明治43年）12月10日 - 1990年（平成2年）1月18日）は、将棋棋士。九段。棋士番号10。日本将棋連盟会長。花田長太郎九段門下。北海道沙流郡日高町出身。
目次 |
[編集] 人物
1927年花田長太郎に入門。兄弟弟子に塚田正夫、廣津久雄らがいる。1931年四段、1938年八段、1976年九段。
「くろがね」「不沈艦」と呼ばれる強靱な棋風。A級通算8年。
現役の間に連盟会長を2度務めた。
1985年引退。引退時76歳3ヶ月は当時の最年長記録（のち丸田祐三が更新）。1990年肝硬変のため死去。
チェスの強豪としても有名で、日本チェス連盟（日本チェス協会とは無関係）を設立しチェスの普及に努めた。またチェスの初代日本チャンピオンでもある。
「カッパの鳴き声」と称するテープを対局場に持ち込んで観戦記者らに聞かせて回るなどの奇行でも知られた。
[編集] 昇段履歴
- 1927年 入門
- 1931年 四段
- 1932年 五段
- 1934年 六段
- 1936年 七段
- 1938年 八段
- 1976年 九段
- 1985年 引退
[編集] 一般棋戦優勝
- 産経杯戦 1回（1951年度）
[編集] 栄典
[編集] 関連項目
|
|
|
|
