土屋交差点
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土屋交差点(つちやこうさてん)は、千葉県成田市土屋にある交差点である。国道408号と千葉県道18号成田安食線、成田市道が交差する。また、交差点番号は12番となっている。
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[編集] 概要
道路名、交差点へ進入する車線数、車線の進路方向(左側のレーンから順に)。
- 国道408号(空港通りの起点側からの進入) - 3車線 : 「左折」、「直進」、「右折」
- (かつては「左折と直進」、「直進」、「右折」の3車線だった。)
- 国道408号(つくば方面からの進入) - 2車線 : 「左折」、「直進と右折」
- 県道18号(バイパス 我孫子・稲敷方面からの進入) - 3車線 : 「左折と直進」、「直進」、「右折」
- 市道 都市計画道路3・3・4号線(成田ニュータウン方面からの進入) - 3車線 : 「左折と直進」、「右折」、「右折」
※県道18号と市道は大型貨物車進入禁止の標識がある。
[編集] 結節点
- 国道408号と県道18号バイパス、都市計画道路3・3・4号線と交差するこの交差点は重要な場所である。
- 国道51号や成田国際空港方面とつくば方面を行き来するために使われるために大型車が多く走っている。成田ニュータウンから成田空港方面向かう車は市道の右折車線が2つあるほど交通量は多く、観光名所や大型ショッピング施設、空港などのアクセスの機能が充実しており、また、成田空港方面から成田ニュータウンに向かう車も多く、公津の杜などの商業施設や公共施設、一般車やバスが市道を国道51号佐倉、富里方面へ抜ける車が存在する。観光名所として有名な成田山新勝寺が近く、近年ウィング土屋地区の土地開発によりイオンモール成田や映画館、レストランなど続々とオープンしたために交通量が増えた。また、これにより、11番である成田山裏門入口交差点がT字路で時差式信号であったのが、十字路になったことに伴い国道408号側は右折矢印信号へと変わった。これにより、成田山裏門入口交差点の青信号(時差式の時は矢印)の間隔が同じになったため、土屋交差点が赤になり右折矢印信号になっても成田山裏門交差点は反対側を土屋交差点からの車で渋滞にならないように車を流し、今まで時差式の間隔を青の時間に充てたため、それにより土屋交差点への負担が大きくなり結果、渋滞となる。そのために改良工事を行い、以下の処理方法へとなっている。
- アクセスとして千葉県立房総のむらへは、この交差点から県道18号バイパスを利用することができる。さらに、先まで行くと国道356号へと抜けることができるため、成田空港方面との車の行き来が多い。
[編集] 処理方法
- 成田山裏入口交差点と土屋交差点との信号の間隔や処理方法が違うため(成田山裏門入口交差点の信号処理方法は、国道408号と成田山裏門入口方面・イオンモール成田方面の処理は2回で1サイクル(青から赤へと変わり次に青になるまでの区切り)であるのに対して、土屋交差点は3回で1サイクル)に処理が複雑になっていることが渋滞の原因の一つとなっている。
[編集] 国道408号(空港通り)・県道18号
- 上記で共通していることは、青になってから右折矢印信号までの処理までは連動している。また、右折矢印信号がやたらに長いのは、国道408号(つくば方面)から左折をする車が多いためのこのような処理をしている。
- 違うことは、市道 都市計画道路3・3・4号線(成田ニュータウン方面)からの車が多く、国道408号(空港通り)を先頭に渋滞が長く、ネックとなっていたための対策として、青のなる前に市道からの青信号とほぼ連動する形で左折矢印信号を点灯させるような処理をするため、左折矢印信号も取り付けられるようになった。(改良工事についてはこちら)。また、こちら側の信号は通常ならば1サイクルで黄色信号を点灯させる回数が1、2回であるが、この方向からは3回の点灯(嘗ては2回だった)であるのはこの交差点の特徴でもある。この左折矢印信号が無かったとき(左折と直進のレーンが一緒だったため)は渋滞が酷かったので改良工事によりある程度改善された。
[編集] 国道408号(つくば方面)・市道 都市計画道路3・3・4号線(成田ニュータウン方面)
- こちらは、青の同時発車はなく下記の順番になっていて、同時に青になったと勘違いして発車する(見切り発車)ので、注意する必要がある。
- 信号の処理を別々にしたことで右折車が交差点を通過する際に対向車(直進・左折)を気にせずに通過することができる(改良工事前からもこの方法で処理をしていた)。
1.国道408号(つくば方面)
- こちらは上の項とは違い、国道408号線と市道との同時発車はしないため、別々に処理をしている。
- まず、国道408号(空港通り)・県道18号の右折矢印信号が点灯を始めたらほぼ同時に、国道408号(つくば方面)からの左折矢印信号が点灯する。国道408号(空港通り)・県道18号側の右折矢印信号が消えると、青になり対面している市道とは別の処理をしている。
- まれなケースではあるが、左折車線よりも直進と右折車線の方が交通量が多く、交差点を左折するにもスペ-スが狭く通れず、渋滞が伸びるときがある。
2.市道 都市計画道路3・3・4号線(成田ニュータウン方面)
- 上記の部分で示したとおり、国道408号(つくば方面)とは連動していないので、対面している道路が赤になりこちらの信号が青なるまで信号を待つ必要がある。
- こちら側が青になると、少し後に国道408号(空港通り)の左折矢印信号が点灯して、国道408号(空港通り)側の信号も事故防止のために黄色に戻すのと、市道側の青から黄色に変わるときと連動するような形で動いている。
[編集] 道路状況
- 国道408号側は工事する前に比べて、緩和された。
- 市道 都市計画道路3・3・4号線(成田ニュータウン)側は大型車を規制しているが右折する車が多く渋滞しているため、周辺の道路を使って抜け道をする車もいるほどである。
- 県道18号バイパスから成田ニュータウンに向かうルートとして、都市計画道路3・3・4号線以外に、直接行ける広い道路が比較的に少ないため、市道に集中してしまう。
- 大型車は国道51号に向かうために、国道408号(つくば方面)から都市計画道路3・3・4号線へ直進をして、直接抜けることができないため、国道408号(空港通り)へと左折をしてでるようになっている。また、大型車のアクセスがしやすく国道408号から成田IC、成田国際空港が比較的近いために交通量が集中する。
[編集] 周辺
[編集] 改良工事
- 国道408号(空港通り)は、改良工事をする前は、国道51号、国道295号から自動車(他の道路では大型車の進入禁止区間があり迂回をするため)の渋滞がひどく渋滞の名所でもあった。特に休日の午後になると、この交差点を先頭に慢性的な渋滞となり、成田山の行事、正月やショッピングセンター、複合施設などができた関係で、大渋滞になることもあった。そのために、土屋交差点を改良するための工事がされた。また、車線増加に伴い、方向案内標識と方向案内表示がされるようになった。
- 現在は土屋交差点を起点として、交差点番号11番の成田山裏門入口交差点を越えた先から3車線となっており、成田山裏門入口交差点は、土屋交差点方面からは3車線(左折と直進・直進・右折):3車線であり、成田空港方面からは4車線(左折と直進・直進・直進・右折):2車線のような割合になっている。
- 市道 都市計画道路3・3・4号線は中央分離帯があったが、渋滞の対策として改良工事をしたために次の交差点の右折車線まで延長(追加)されて中央分離帯がなくなった。