周波数計
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周波数計(しゅうはすうけい)とは電気量の周波数を測定する機器である。
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[編集] 計数型周波数計(デジタル式)
項目: 周波数カウンタ を参照
[編集] 指示電気計器による周波数計(アナログ式)
主に、電力用の盤などに計装される機器である。 指針型周波数計には可動コイル型、電流力型、振動片型の3種類があるが、現在使用されているのは可動コイル型が大半である。 なお、この指示型周波数計は、いずれの方式も測定周波数が限定される。
[編集] 原理
- 可動コイル型周波数計
- 共振周波数を持つ回路を2回路用意し、そこから得られる電流を直交させたコイルに流す。コイルの傾きが2つの回路の共振周波数の平均値と2つのコイルに流れる周波数の差となる。計測したい周波数を50Hzとするならば、40Hzと60Hzの共振周波数を持つ回路、可動コイル型電流計を用意し、名盤の中心点を50Hzとして周波数を測定する。
- 電流力型周波数計
- 可動コイル型計器の、測定する電流回路と計器の回路との間に変流器(トランス)を挿入したもの。
- 振動片型周波数計
- 測定したい周波数の電流を鉄心入りコイルに流し、振動片を近づけると機械的に振動する。振動片に固有振動数をもたせ、一番振動した固有振動数が周波数となる。