厭離穢土
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厭離穢土 (おんりえど、えんりえど)とは、浄土教の用語で、欣求浄土と対句で使われることが多い。この娑婆(しゃば)世界を穢(けが)れた国土(穢国)として、厭い離れるという意味であり、阿弥陀仏(あみだぶつ)の極楽世界は清浄な国土であるから、そこへの往生を切望するという意味である。語源は、源信の『往生要集』冒頭の章名に由来するが、その内容は欣求浄土とともに、浄土教思想の基本的特質を表している。
「厭離穢土欣求浄土」は戦国時代、徳川家康が馬印に用いた。