南光太郎
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南光太郎は、仮面ライダーシリーズの登場人物。TV版については、各作品を参照。
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[編集] コミカライズ
TV版に近い世界観のものから、後述する石ノ森章太郎版の世界観に近いものまで様々な作品が制作されており、独自の展開をみせる作品が多い。
[編集] 石ノ森章太郎版
原作版と表記される作品だけあり、小林たつよしのてれびくん版でも賢者の石の設定が使われている。作品そのものと同様に暗いイメージが強いが、旅をする仲間にギャグを飛ばすなどコミカルな一面も持つ。物語が進むにつれ、未来の世界の「魔王」が自分であるのではないかという不安におそわれていく。
[編集] 島本和彦版
石ノ森章太郎版の続編(『RX』ではない)。主人公としてではなく、主人公の協力者として登場。
[編集] 小林たつよし版
共通の設定は、秘密結社ゴルゴムに改造されたサイボーグであることと秋月信彦と幼なじみであることのみ。
[編集] てれびくん版『BLACK』
『てれびくん』では、賢者の石を体に埋め込まれている。戦いに不安を感じており、シャドームーンとの戦闘も何とか回避できないものかと悩んでいた。シャドームーンに「どちらかが死なない限りどちらとも死ぬという状況」を作り出されても自分の死を選ぼうとするなど、回避をおこなおうとしたが、シャドームーンも同じ様なことを願っており、光太郎の持った剣で自らを貫かせ、光太郎を勝たせる。悲しみの中にいた南光太郎であったが、シャドームーンが差し出した賢者の石を受け取ることでRXの姿へ変身する。
[編集] コロコロコミック版『BLACK』
『コロコロコミック』では、賢者の石を体に埋め込まれている。戦いに身を投じていくうちに、それを快感に感じ、自身も「怪人」なのだと自覚していく。
[編集] てれびくん版『RX』
てれびくん版『BLACK』の続編となる本作では、初めからRXの姿となっている(『BLACK』でRXの姿となり終了したため)。シャドームーンや10人ライダーの力を借りながら、クライシス皇帝を討つが、クライシス皇帝の最期の言葉(「お前は親友を殺し、クライシス皇帝の国民を殺した…お前こそが悪だ」という言葉)により、心に傷を負うこととなる。
[編集] 松田辰吉版
[編集] 『たたかえ仮面ライダーBLACK』
シャドームーンには圧倒されることが多く、一度太陽の石を奪われ殺されているが、他の幹部などとの戦闘では高い能力を発揮させている。開眼の儀でシャドームーンに太陽の石を奪われ殺された際、アマゾンのジャングラーの太陽の石を移植される。そして、1号と2号による再改造が行われる(『仮面ライダーV3』のオマージュ)。他の先輩ライダーとともに成長していきシャドームーンとの再戦に挑むが、その戦いは意外な結末を見せることとなる。
[編集] 『仮面ライダーRX』
かつて自分を助けた歴代仮面ライダーが捕らえられたことを知り、その怒りと哀しみからRXへと姿を変える。その感情の度合いにより、怒りのバイオライダーと哀しみのロボライダーと変身し、戦闘の途中、自分の意志とは関係なく姿が変わることもあった。
[編集] シュガー佐藤版
BLACKとRXが共演する作品が多い。
[編集] テレビランド版『BLACK』
太陽の石を埋め込まれた改造人間であり、TV版でのそれに近い。特筆すべき点として、ゴルゴム神とビルゲニアを倒すために三神官やシャドームーンと一時的な同盟を組むなどがあげられるが、それは『仮面ライダーBLACK 鬼ヶ島へ急行せよ』とビルゲニア編を一気に片付けるための演出であり、その後のシャドームーン編はまたTV版と同じ運命を辿る。
[編集] 『仮面ライダーBLACK 世界に駆ける』
『仮面ライダー世界に駆ける』のコミカライズ。歴史を変更されたため、ゴルゴム神との闘いで、片腕を失ってしまう。RXへのパワーアップなどで何とかクライシスを倒していくが、片腕を失ったその体では守りたいものや守るべきものも守れず、多くの者を失ってしまう。何とかクライシスの基地に潜入した際、マリバロンの部屋で銀の針を発見する。マリバロンからその入手経路やその能力・使用方法を聞き出した後、銀の針を使用し過去へ跳ぶ。過去の自分(BLACK)とともにその未来から来るクライシスの勢力(マリバロンとガテゾーン)が、ゴルゴム神と接触するのを阻止しようとするが、BLACKにゴルゴムの改造人間と思われてしまう。その後、何とか、信用を得て、マリバロンとガテゾーンとの戦闘を行い、それを倒す。マリバロンの持っていた銀の針を破壊するが、その際、首だけとなったガテゾーンに腹部を貫かれ死んでしまう。BLACKの方の南光太郎はRXの最期の言葉を聞き入れ、RXの持っていた銀の針とバダン基地跡にあった銀の針を破壊する。
[編集] テレビランド版『RX』
哀しみの王子ロボライダーとなってしまい、一時的に亡霊怪人を率いる魔王と化す。クライシスの多くの戦力を奪うが、結果として、それをさらに強力にしてしまう。
[編集] 『時空英雄 仮面ライダー』
時空の穴を使い、BLACKとともに行動する。BLACKとRXが別の時代で活躍したりと、11人ライダーの中でも活躍の場が多い。
[編集] 居村眞二版
[編集] 『宇宙の11 仮面ライダー銀河大戦』
1号とともに、11ライダーのリーダー的存在となっており、先輩ライダーにタメ口を聞くなど、性格設定がおかしくなっている。
[編集] 石川森彦版
[編集] 『仮面ライダーブラックさん』
TV版ではなく、石ノ森章太郎版に準じた世界観の中をコミカルにしたもの。石ノ森章太郎版の紹介のような作品。性格を崩して描かれており、そのほかの作品のBLACKと違いどこか抜けている。
[編集] 小学館の幼年誌版『BLACK』
TV版の世界観の作品であり、性格設定もTV版と同一のものとなっている。
[編集] 岩田和久版
[編集] コミックボンボン版『RX』
シャドームーンの記憶を取り戻させ、ともに闘うことに成功する。しかし、勢力の差を知ったシャードームーンのクライシス要塞での自爆とともに、その共闘は終わりを告げることとなり、生き残ったマリバロンと戦闘しクライシス帝国、そして、シャドームーンとの闘いを終わらせる。
[編集] 成井紀郎版
[編集] 『仮面ライダー11戦記』
TV版の『RX』の設定であるヘリコプターの運転免許を持っているなどの設定を出しており、性格設定もTV版に近いものとなっている。