北陸鉄道能美線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
能美線(のみせん)は、石川県石川郡鶴来町(現・白山市)の鶴来駅と能美郡根上町(現・能美市)の新寺井駅を結んでいた鉄道路線。
鶴来駅にて北陸鉄道石川線の野町駅方面への直通運転が行われていた。
目次 |
[編集] 路線データ
[編集] 運行形態
最盛時には本寺井、湯谷石子、徳久、辰口温泉、宮竹の5駅が交換可能で約30~60分毎に運行されていたが、1970年4月1日以降は日中の運行が休止されてバス代行となり、廃止時点では辰口温泉のみ交換可能、朝約40分毎、夕方以降約90分毎の運行であった。
[編集] 歴史
- 1925年(大正14年)3月21日 能美電気鉄道が本寺井~辰口(のちの辰口温泉)間を開業。
- 1925年(大正14年)6月5日 辰口~新鶴来(のちの天狗山)間開業。
- 1925年(大正14年)8月13日 新寺井~本寺井間開業。
- 1932年(昭和7年)1月16日 天狗山~鶴来間開業。(手取川橋梁(天狗橋)と天狗山隋道開通)
- 1939年(昭和14年)8月1日 金沢電気軌道が能美電気鉄道を吸収合併。
- 1941年(昭和16年)8月1日 北陸合同電気(現在の北陸電力)設立にあわせて金沢電気軌道を合併。
- 1942年(昭和17年)3月26日 北陸合同電気が保有路線を北陸鉄道に譲渡。
- 1980年(昭和55年)9月14日 全線廃止。
- 2007年(平成19年)12月31日 能美線代替バスも廃止。
[編集] 駅一覧
(廃止時点のもの)
新寺井駅 - 加賀福岡駅 - 中ノ庄駅 - 五間堂(ごけんどう)駅 - 寺井西口駅 - 本寺井駅 - 末信牛島(すえのぶうしじま)駅 - 加賀佐野駅 - 湯谷石子(ゆのたにいしこ)駅 - 徳久駅 - 上開発(かみかいほつ)駅 - 辰口温泉(たつのくちおんせん)駅 - 来丸(らいまる)駅 - 火釜(ひがま)駅 - 加賀岩内駅 - 三ツ口駅 - 宮竹駅 - 灯台笹(とだしの)駅 - 岩本駅 - 本鶴来駅 - 鶴来駅