化身ラマ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
仏教 |
---|
基本教義 |
縁起 四諦 八正道 三法印 四法印 諸行無常 諸法無我 涅槃寂静 一切皆苦 |
人物 |
釈迦 十大弟子 龍樹 |
如来・菩薩 |
仏の一覧 |
部派・宗派 |
原始仏教 上座部 大乗 |
地域別仏教 |
インドの仏教 中国の仏教 |
韓国の仏教 日本の仏教 |
経典 |
聖地 |
八大聖地 |
ウィキポータル 仏教 |
化身ラマ(けしん らま)は、活仏(かつぶつ)とも呼ばれ、チベット仏教の教義上において、この世の衆生を教え導くために、化身として姿を現したとされるラマを指す。化身ラマは、すべての衆生が救い尽くされるまで、何度でも生まれ変わり、自らの涅槃の境地に戻ることがないとされる。チベットでは高僧たちを、化身ラマ(活仏)とみなして、その転生者を捜し出して、その童子に故人である前生者の遺品を選び取らせ、前世の記憶を確認する。
歴史上は、14世紀中期のカルマ派が、初めて法主の選任に採用した。その後、対立関係にあるゲルク派でも、16世紀中期に貫主の転生者を選任するようになった。すなわち、ダライ・ラマ3世である。