加賀郡 (加賀国)
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加賀郡(かがぐん)は、旧加賀国(現在の石川県)にあった郡。現在は河北郡となっている。古くは手取川以北かつ大海川以南の地域であったが、石川郡を分置した後は浅野川以北かつ大海川以南となった。
史書において「加賀郡」の名称が確認できるのは、731年の「天平二年越前国正税帳」が最古である。当時は越前国に属していた。律令制により郡制が行われる以前では、「国造本紀」に「加我国造(かがのくにのみやつこ)」が越前国に属したとの記述があり、また平城京跡からは「越前国香々郡」と記された木簡も発見されている。「かが」の名称は柳田國男が「地名の研究」で芝原という地形からきているとしているが、異論もある。
823年、加賀郡は江沼郡と共に越前国から独立し加賀国となった。同年に加賀郡の南部が石川郡として分立。加賀郡は後に河北郡とも呼ばれるようになり,1700年、正式に河北郡と改称した。