加藤雅子

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加藤雅子（かとうまさこ、1965年 8月6日 - ）は、東京都出身の元フィギュアスケート選手で、1984年サラエボオリンピック女子シングル日本代表。明治大学卒。コーチは1983年まで佐藤信夫。その後は引退まで森山繁夫。

[編集] 主な戦績

1980年全日本フィギュアスケート選手権 5位。
1980年世界ジュニアフィギュアスケート選手権 12位。
1981年全日本フィギュアスケート選手権 2位。
1981年世界フィギュアスケート選手権 21位。
1983年全日本フィギュアスケート選手権 4位。
1984年全日本フィギュアスケート選手権優勝。
1984年サラエボオリンピック 19位。
1985年全日本フィギュアスケート選手権 2位。
1985年世界フィギュアスケート選手権 18位。
1986年全日本フィギュアスケート選手権 4位。
1987年全日本フィギュアスケート選手権 2位。

[編集] スケート人生

1970年代以来、日本では札幌オリンピックによるフィギュアスケート熱が高まっていた。渡部絵美が1979年の世界選手権でメダルをとる等の結果を修めた後1980年に引退、その後継者探しに関係者は懸命だった。そのさなか加藤が高いジャンプと確実な基礎技術を売り物としてデビュー、脚光を浴びた。15歳の加藤は1981年の世界選手権の代表選考会を兼ねていた1980年12月の全日本選手権では五位と振るわなかった。しかし、連盟は加藤の将来性を買い、二位の吉田万里子や四位の薬師蓉子の代わりに加藤を優勝者、小林れい子と共に世界選手権へ送るという前代未聞の動きを見せた（三位の伊藤みどりは10歳でシニアの世界選手権の出場権なし）。それにも拘らず、加藤は世界選手権でミスを連発し21位と惨敗した。

その後、思春期を向かえると共にジャンプの正確さを失い、大舞台では好成績を収めることが出来なかった。1984年の全日本選手権では優勝したものの、規定三位、ショート二位、フリー六位と振るわない試合内容であり、サラエボオリンピックの出場権の獲得が疑問視された。その後、複数のトリプルジャンプを武器とする伊藤みどりや結城幸枝、小沢樹里などの新人に押され、トリプルジャンプをマスターしきれなかった加藤は1987年に引退の道を選ばざるをえなかった。